2006年07月25日
このエントリーをはてなブックマークに追加
法律
労働基準法とか、そういう法的な問題は当然あります。法律を守ることは最低限重要ですし、本当に従業員の事を考えているのであれば、法律を守りつつもそれ以上の事を社員に与えるのはとても大切な事だと考えています。

それは前提です。

しかし必ずしもそれが絶対では無い場合もあります。たとえば、社長という立場であったり、取締役という立場。ないしは勤務時間と金銭的なコンセンサスが取れている場合などはこれに該当してもいいと思える部分もあるのではないでしょうか。すごく勤務時間が長いけど、給料も相当に高いとか。やりたい仕事で、勉強にもなるし楽しいから、給料を超越してでも働きたいと考えるなど。

もちろん、そういう法律の最低を満たすことができない場合は、相当なコンセンサスや納得が労使双方に必要なのは言うまでもありません。一方で大きな会社であれば、コンセンサスがあっても、そういった逸脱行為はできないことも十分あり得ます。

ベンチャー企業
ベンチャー企業の場合、本音と建て前として、やはりそう言うことはあるのではないでしょうか。法律は法律として絶対的なものですが、会社が大きくなることを目指している中で、時間が、、、とか、給料が、、、などという主張が通らないこともあるかと思います。もちろん、すべてが満たされていれば理想ではありますが。

発端
先日、あるベンチャー企業で、毎日12時間は会社で働いて欲しいという案が社長から出ました。確かに突然そのようなことになれば問題が大きいと思うのですが、今までと比べれば実質、+30分〜1時間ぐらいです。最初にその話を聞いたとき、もちろん労働者としては、そんな無茶な!という考えがありました。しかし、ベンチャーであること、将来の利益配分を期待していることを考えると、12時間の勤務がそんなに問題だと捕らえられない気持ちもありました。しかも実質1時間程度の追加ですし。

今後会社が大きくなれば、自身のステータスもあがるでしょうし、それに見合った給料というのも期待できると思います。少なくとも僕だったら、毎日12時間働くだけで、将来の "成功が約束" されるのであれば、まったく気にもなりません。

しかし絶対はありません。"約束される" というのは難しいと思います。

そこはベンチャーです。約束されないけど、自身の力で確実な所に持って行くことができないのであれば、その人材は会社に必要なのでしょうか。それに、成功しないと思っているベンチャー企業はおそらく魅力が無いので、その場合は早々に別な会社に就職した方がいいと思います。

で、成功すると思っているのであれば、将来の事を考えて社長がある程度無理なことを言っても、従っていればラクな結果が待っています。

僕の意見とか
今回の件については、僕は労働者・社長のどちら側に立つのか、非常に悩ましい所です。それぐらいに中立的な事案だと思います。僕は僕の考えがあるので、大抵の出来事に対しては、僕の立場。というのがハッキリします。それは今までもそうでしたし、きっとこれからもそうです。にもかかわらず今回の件はちょっと難しいところですね。



stock_value at 16:57│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔