2006年09月27日
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僕はとても非力です。ジムに通うようになっても結局非力から脱することはできていません。昔から力がないので、あまり気にしてはいませんが、どうなのでしょうか。

僕が非力を感じるときは、荷物を持つときや、ビンを開けるときなど、いろいろあるのですが、何よりも強力なのは、他者から指摘されるときです。

それも、たとえば会社の人とか、僕のことを知っている人が、非力であることを指摘するのは納得ができます。しかし全くの他人が僕を一目見て「非力」と判断するときがあり、このときは、正確なことを言っているのは確かなのですが、なんとも言えない気持ちになります。

たとえば、大きなサーバーなどでは、結構な重さになります。友人などが2台まとめて持つような状態であっても、僕は確実に持ち運ぶことのできる1台にします。僕の場合は、重たい物を持つと、安全でなくなる場合があるので、こういったことは例え非効率になったとしても慎重になってしまいます。ケガをするなんて最悪ですから。

さて、前にも書いたかもしれないのですが、僕が18歳とか19歳の頃の話です。免許を取得するために教習所に通っていました。教習所では、学科を受けるのはもちろんのことですし、実際に車に乗る実技などいろいろな練習をすることになります。応急救護なども大変でした。

そんな授業の一環で、タイヤ交換・チェーンの取り付けを行いました。実際にはタイヤ交換まではしましたが、チェーンはここでこうすれば・・・。といった講義だけでした。
タイヤの交換は、僕は行ったことがないのですが、確かこのときに習った内容は次のような感じでした。
1. ジャッキアップ
2. タイヤ取り外し
3. タイヤ取り付け

このとき、ジャッキアップは、そんなに力も必要なくすぐに車のタイヤが地面から浮かび上がってきました。

そしてタイヤを取り外す段階になって、教官が次のような言葉を言いました。
「ここでタイヤにとりついてるナットを回します。ただし相当な力でナットが締められているから、女性では全身の力を使っても難しいかもしれません。」と。僕はそれを聞いて、なるほどなぁと思いました。

続けて教官は「よし、それじゃあ実際に回してみようか」と言いました。そして「よし、じゃあ君」といって僕を指したのです。僕は非力を自負しているので「えっ」とびっくりした声を上げてしまいました。そして教官はすぐに「あ、君は力なさそうだからダメだ」そのように言ったのです。僕は教官に向かって「はい。妥当だと思います」と答えました。周りの生徒からはちょっとした笑いがもれていました。おそらく失笑ですね。

ほかの男性がナットを回していましたが、相当苦労していました。僕だったらおそらく無理だったと思います。

僕の力がないのは、その通りなので別にいいのですが、このような形でみんなの前で指摘された僕は何とも言えない気持ちでした。


stock_value at 22:54│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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