2010年05月27日
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僕は仕事上、トラブルの相談をよく受けます。
お客さんからの相談であれば特に気になりませんが、社員からの質問であったり、これからトラブルシューティングを行おうとしている立場の人が僕に質問をしてくることもあります。

そんな時に必ずと言っていいほどいう言葉が、「ログは見た?」です。そしてなぜかそういった質問をしてくる人はログを見ていません。これはもう1年単位でクセにさせないとダメだと思っています。

僕も昔はログを軽視していました。というよりも、憶測でトラブルシューティングすることが多く、また質問の種類からそれでも概ね問題ないことが多かったように思います。PCが遅いといわれるような場合、できることは限られていますし、そういった漠然としたことにログをみる必要性を感じることがあまりありませんでした。

しかし最近は判断をする前に必ずログを見ています。これはもう絶対です。Windowsであればイベントビューアが最も手軽に見ることができます。ソフトウェアによっては、さらに詳細なログを取得することも可能です。
もちろんそれ以外にもパケットログを見ることや、各機器固有のログ(通常はsyslog形式になっています) を見ることもあります。

これらは本当に情報の宝庫で、様々なエラーや、エラーの兆候を見ることができます。

最近も後輩社員から「PCがいきなり落ちる」と相談を受けました。頑張って自分でトラブルシューティングして欲しいので、「考えられる原因は何なの?」ということですこしずつ解決を促すように、気付きを与えるように回答をしました。「とりあえずログは見た?」「落ちるっていうのは、電源が切れるってこと?」いろいろ聞いてみると、まだイベントビューアを見ていませんでした。
ちなみに、僕としての考えはその後輩はWindows7を使っていることから、ソフトウェアに原因がある「落ちる」というのは、かなりレアだと思います。部品の故障か、勘違いか・・・。そのように予想していました。

ということで、イベントビューアのエラーを見るように伝えました。その結果どうやらディスプレイ関係で強制終了が行われているようでした。本人曰く、画面が映らない=落ちるっていう認識だったようです。
その後はまだどうなったのか聞いていませんが、グラフィックドライバの入れ替えで解決でしょうか。


stock_value at 15:23│Comments(0)TrackBack(0)技術:2010年 

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