2011年07月26日
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僕は今まで50人を少し超える程度までの飲み会しか企画したことがありません。それは会社の時の話で、「あまりつながりのない人たちと交流したい」と、友人たちと話をしたのがきっかけでした。もちろん僕一人ではそのような結果を出すことは当然できず、僕はやっぱり裏方でちょろちょろと少し動いただけでした。そのときの実行者がだいたい3名ぐらいでした。

他にも mixi などでの交流についても、友人と一緒に少しだ企画したことがありました。こちらもやっぱり裏方だったのですが、人数も50ちょっとでした(たしか50は超えて100以下だったと思います)

そしてこれらで学んだのは、小規模な飲み会と大規模な飲み会はまったく考え方が違うということです。

たとえば小規模な飲み会であれば、全員が顔見知りであったりある程度人となりを知っていることが前提となり得ると思います。小規模な場合、そうでなければ呼ばれないでしょうし、呼ばないでしょうし、参加しないと思います。

そして小規模である場合、人当たりがいいという重要な素質を持っている人がリーダー(幹事)をやったほうがうまく行くことが多いように思います。そして可能であれば、そのリーダーには強い権限とリーダーシップがあると、もっといいのではないでしょうか。
全員が飲み会に積極的に参加しようという意志が見られ、よほどのことが無ければ、非常に楽しい会になりますし、そうするのは非常に簡単です。
各々のことを知っているので、多少つまらないような企画があっても、それはそれで楽しいという結果になります。
というのが、小規模の飲み会にありがちなこと。


一方で大規模の飲み会の場合。
小規模の場合と違って、顔見知りであることは少ないと思います。友人の友人が連れてくる友人、、、もう誰だかわかりません。
イベントの企画もそうです。みんなが「楽しもう」という姿勢ではありません。「今日はどうやって楽しませてくれるの」という受け身の姿勢の人が非常に多くなります。だから微妙な企画だった場合は、そのまま企画の評価へとつながってしまうのです。
リーダシップもそう。小規模である場合は、強力なリーダシップの方がうまく行くことが多いように思います。しかし大規模である場合、いろいろな性格の人がいて、強力なリーダーシップは反発を招きます。「ウマが合わない人がいる」ということでしょうか。
また大規模である場合は、リーダーも肩に力が入りすぎていることが多く(というよりも必ずそうなります)それがますます反発を招くことにつながります。

なんで指示を聞けない、なんでもっとテキパキやってくれない、連絡が遅い、、、小規模だったらみんながフォローしながらたいして問題にならないようなことでも、リーダーのイライラ、人数が多いことによる混乱、、、それらが重なるとぎくしゃくし、楽しいイベントとは全く違う結果を生んでしまいます。

連絡もそう。小規模の場合、連絡が密に行われるのでたとえば急に参加できなくなる場合も、大事にならないことがほとんどです。「そういえば○○さんは忙しいから少し遅れるってメールが来てたよ」で済んでしまうのです。しかし大規模で知らない人の場合、連絡がぎりぎりになってから来たり、「遅れる」なのか「行けない」なのか主催者側では判断が付かない場合がほとんどです。そして会費はどうするのか・・・と。会費にどの程度余裕を見るのか、余裕を見た場合の会費は不公平にならないのか、小規模の時とは考え方が違ってきます。


大規模の飲み会をスムーズにする場合、
まず重要なのは役割の分散と、主催者側での積極的な交流・連絡・役割分担です。そしてこれはできれば主催側のメンバーが自主的に行うのが理想です。必ず得意分野というのがあるので、参加者を呼びかけるひと、会場の予約をするひと、当日のイベントを考える人、現地に誘導する人、予算を管理する人、、などなど、いくつかの作業に分けて、"自主的に" 名乗り出てもらえるようにすることが重要だと考えています。もちろんある程度割り振ってもいいのですが、その場合は期待する成果が出ない場合もあるので、自主的な場合よりも、よりコントロールする必要があります。

また下手なイベントを企画するよりも、適当に参加者が交流しやすいような下地をつくってしまった方が簡単であることがほとんどです。交流するきっかけさえ与えられれば、参加者は参加者同士で勝手に交流してくれます。

大規模な飲み会の場合、自己紹介をすることがすでに不可能になります。一人1分としても約1時間かかるわけですから。そのため、なるべく全員をシャッフルしつつも、ちゃんとその人のことが分かるようにして、なるべく多くの人と交流してもらえるような工夫が必要です。

そしてその工夫については、まだまだ試行錯誤中です。

ちなみに、もっと大きなイベントはさらにまた変わってくるのかもしれません。しかしその場合はおそらく、そして確実に会社・ビジネスとしての関わりの経験の方が非常に強く生きてくるのだろうと考えています。まあわかりませんが。


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