2015年10月04日
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WD(Western Digital) のHDDは安価なので、とてもよく利用しています。
その中でも、グリーンとブルーですね。

高信頼を求める場合には、WDのHDDを選択する場合でも、REDなどを利用するようにしています。

先日、QNAPの設定をしているときに、TLER について、秒数を指定する箇所がありました。はて、この設定はなんだろう。そのように思ったのです。
調べてみると、 Time Limited Error Recovery という機能のようです。
参考
Should You Use TLER Drives In Your RAID NAS?

最近のHDDでは、ディスクの調子が悪いときに、その箇所を利用しないようにし、データを退避させる機能(Deep Recovery Cycle)があるようです。
そしてこのときには、相当な時間無応答となるようです。(WDのHDDでは2分も?)

この無応答のときに、RAIDからは、故障と判断され、デグレート状態になってしまうようでした。
僕個人としては、Deep Recovery Cycle がどこまで信頼できるのか分かりません。だから、早々にRAIDから離脱してくれる状態は、好ましいと考えています。(HDDを交換できますからね)

確かに今までRAIDで故障判定を受けたHDDをフォーマットすると、なんの問題も無く使えることが多くありました。勘みたいな部分にもなってしまうのですが、たとえは FromHDDtoSSD を使って、ディスクの読み取りを精査しても問題無かったり。もちろん異音もしないし速度も正常。通常利用には問題ないことが多かったのです。ひょっとしたらこのDRC機能によるものだったのかもしれません。

そして、TLER 機能が搭載されているHDDでは、この無応答時間が数秒に短縮されているようです。これであれば、RAIDシステムからは、正しくHDDの状況を認識されるので、望ましいことだと思います。


stock_value at 09:08│Comments(0)TrackBack(0)技術:2015年 

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