2005年04月22日
このエントリーをはてなブックマークに追加
よくこの blog を読んでいると、インセンティブという単語が出てきます。
僕はこのインセンティブという言葉が大好きなのです。

インセンティブとは、一般的には「誘因」とか「動機」とされることが多いです。リスクと同じで、あまりバッチリとした訳語が無いと思います。実際には、言葉で説明されていて、「やる気を起こさせる働き」といったニュアンスとなります。

たとえば、仕事をやるインセンティブは、給料であったりします。で、給料が少ないということは、インセンティブ(=やる気を起こさせる働き) が少ないということなので、その仕事には労働者が集まらないか、すぐ辞めてしまうということになるのです。

もちろん、インセンティブは金銭以外の部分にも、仕事であれば「満足感」などもインセンティブになるので、給料が少なくても、満足感が高ければそれだけインセンティブが高まります。

そして、インセンティブの与え方によって、相手の考え方のかなりが分かる場合もあって、それがとてもおもしろいのです。

たとえば居酒屋に行くとします。アルコールの値段がとても安く、食事の値段が高い場合があったとします。そうすると、そのお店では、お酒をたくさん飲んで欲しいと考えているのです。それは、僕たちにお酒を注文するインセンティブを与えていることからもハッキリしています。

また、人にお願いをするときや上司が指示を出すときに、相手に対してどのようなインセンティブを与えるのか。ということもとても重要です。インセンティブを与えずに、お願いをしたり、指示を出したりした場合は、結果に対して期待していないか、相手が無知ということになります。

インセンティブは、人々の行動に対して大きな影響を与えますし、また僕たちはほぼ絶対にインセンティブに従って行動しています。

だから僕はこの言葉が好きなのです。


stock_value at 00:55│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔