2005年06月07日
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せっかく電光石火にかかわることになったので、そのビジネスモデルについて考えて見たいと思います。

電光石火の電話サービスについては、詳しいことは分かりません。しかし ADSL のサービスについては、安いことが特徴です。サービスの質などについては、なんとも判断がつかないのですが、通常のサービスは提供されています。

しかしビジネスの視点から考えたときに、一番の特徴としては、料金の支払いが "年払い" であることです。年払に大きな問題はありません。選べれば消費者として選択肢が広がるのは事実ですが・・。

年払の理由としては、一度にまとまった金額を受け取ることが目的だと考えられます。では、なぜまとまった金額を受け取る必要があるのか。

サービスの提供が1月1日だったとします。その時にユーザは1年分を前払いするので、会社としては 11 ヶ月分を、他の用途に使うことができるのです。子会社などに貸し付けてもいいですし、資産運用をしてもいいと思います。そうすることにより、ユーザーが支払う金額以上の利益を目指すのです。

ユーザとしてもメリットがあります。本来であれば、もう少し高いはずなのに、会社による資金運用の分を割り引いて考えることができるので、その分安くなるのです。
例として、会社として年間で 24,000 円の収入が欲しいとします。その場合、月極めの契約であれば、2,000 円ずつの1年間払いです。しかし、会社が1年分を受け取って後は運用するとします。そのときに10% の利益がでるのであれば、一括払いをする金額は、22,000 円でいいのです。

上記のとおりに価格が決定されているのであれば、一括払いはとても有利な支払方法だと僕は考えます。

一方では、上記の方法に問題もあります。それはデフォルトの危険性があるということです。1年間の前払いをするということは、1年間はサービスが提供されていないと困るのです。にもかかわらず、なんらかの問題が発生してしまうと、サービスの提供はストップし、支払ったお金は戻ってこないことも考えられます。(もちろん、最悪の場合ですが)

しかし僕は、そのリスクを受け入れた上で、今回の電光石火の ADSL サービスを購入したのです。
年払いという発想はわるくありません。


stock_value at 14:23│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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