2005年06月16日
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僕は、感情によって行動が左右されないように極力頑張っています。そうしないと、周りに迷惑をかけますし、そして、僕がイライラしていることを、相手をイライラさせることによって伝えるのは正しい方法だとは思えません。

その結果として、理想には程遠いですが、だいぶ機嫌によって行動に変化がおきなくなりました。機嫌の悪いときは比較的 "静か" であり、機嫌のいいときには会話が増える程度のことです。

さて、僕は機嫌のいいときと悪いときなどに、大きな違いがある人が嫌いです。それはとても単純で「簡単なことをイライラする表現で返してくるから」です。

プライベートでは相手の機嫌を感じることはあまりありません。せいぜい、今日は元気がいいなぁ。とか、今日は静かだなぁ。といった程度の変化だけです。そこには僕がイライラしたりするような言動はまったくありません。(とはいっても、僕の数少ない友人はみんないい人だからだとは思いますが)

しかし、仕事になると話は全く別で、相手の機嫌を感じることが多くあります。僕のしている仕事は、いつまでたっても "人に聞く" ということを避けられません。さらに僕はあまり知識が無いので、他人の何倍も聞かなければならないですし、また僕はそういうキャラです。
中途半端にインテリなキャラを作ってしまうと、「そんな簡単なことを質問するの?」ということになりかねません。そのため、僕のように「こんな簡単なことまだ聞くの」というキャラを作っている方が、質問がしやくすてとてもラクなのです。

さて、そうしていつものように質問をしているときに、相手の機嫌がいいときは色々冗談を交えて会話を返してきます。
しかし、相手の機嫌が悪いときは、たった一言、
「それ前にも聞かれたよ。メール見て」とか
「マニュアル読んで」や
「どんな操作したのか分からないから答えられない」といった、とても不条理な返答が返ってくるのです。

「聞きすぎ」ということで注意される僕ですが、だからこそ相手の機嫌にはとても敏感になるのです。相手の機嫌が悪いときに取れる唯一の行動は、黙っているということになります。

機嫌に変化があるのは仕方の無いことだと思います。怒られたりすれば機嫌も悪くなるでしょうし、うれしいことがあれば機嫌が良くなるのもわかります。

しかし、機嫌が悪いという状態を、相手の気分を害することによって、暗黙のうちに伝えるのは大きな問題だと思います。そしてそれが、先輩という立場から上司という立場になったときに、機嫌によって対応が変わるような上司がいる職場は、結局は上司自身の首をしめ、さらに部下もかわいそうなことになるのです。

機嫌の良し悪しが可能である僕のような職業(SE) はそういう意味では、職人に近い世界なのでしょうか。



stock_value at 10:57│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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