2005年07月25日
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先日、僕にとって非常に重要な会議がありました。もちろん、関係者が集まって打ち合わせをしました。

会議の主な内容は、製品発売の延期について、です。
発売日が迫っている製品なのですが、現在のまま発売日を迎えても、開発元が自信を持ってお客様に製品を提供出来ないのではないか。少し発売日を延ばし、より完璧な製品を目指そう。という話だったのです。

もちろん、発売日の延期がギリギリの判断なのかについては、色々な思惑があると思います。しかし、延期は賢明な判断だったのではないかと思います。

さて、そうした重要な会議の中で、ユーモアのスキルが試される場面に遭遇しました。

発売日を本当に延期するのか、そして、延期した場合にはお客様に、その延期が正しい判断であったという納得が得られるのか。そしてその納得を得るためには、開発陣がより一丸となってがんばらなければならないという話をしていました。

その会議ではやはり発売日を延期させてもらおう、という結論に達しました。もちろん、緊張した雰囲気です。・・・

そして・・・
「こうやって発売日を延期するのはいいけど、もうこれ以上は延ばせないよ?2回も発売日を延ばすなんて事はあり得ないからね。こうやって発売日を延ばす以上は、完璧な製品として出荷しないと絶対ダメだからね。分かってるお兄さんたち・・」

上司は言ったのです。

もちろん、僕は一番下っ端なのでほとんど発言はしません。しかし、今の上司の発言を受けて、
「すいません。"お兄さん"ってこの会議には僕しかいないんですけど、僕に言われてもそんな重要なことをコメントできないですよ。。」
そう言ったのです。
さらに先輩が
「そうですよ。だから今の発言があっても、みんなシーンとしちゃってるじゃゃないですか」と、援護射撃をくれました。

上司は笑って
「おまえはホントくだらないことばっかり考えてるよなー」と僕に対して言ったのです。
周りのメンバーも笑っています。

今回のような、とても重要な会議であり、そしてみんなピリピリした雰囲気の中で、今回の僕のような発言でちゃんと笑ってもらえるというのは、とてもすごい事だと思いました。そして、僕の発言をすぐ援護してくれた先輩もとてもすごいと思いました。

緊張するような場面で、ちゃんと笑うことが出来る余裕。それはいつの場面でも、本当に重要な事だと思います。

これからも、常にそうしたくだらないことを考えられるように、そしてそう言うくだらない発言が出ても、ちゃんと受け止められるように、精進していく必要があると考えました。勉強になった。


stock_value at 21:33│Comments(0)TrackBack(0)仕事。 

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