2005年12月08日
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年末と言うことで、トラブルが比較的多く発生しています。昨日の鹿児島の件もそうですし、会社で開発・販売しているソフトがどうも調子が悪いようで、突如トラブル対応となってしまいました。( 対応するのは直接僕では無いのですが )

年末になると、システムに関連した変更などが多く発生するため、トラブルになることが多くあります。一つは年末・年始に出社するようなことがないように、年内に小さなトラブルを解決してしまおうと考えたり、年末はシステムを止めることが出来る場合は、今の内に検証やテストを行ったり、スタンバイ機として構築や場合によっては、少しずつ切り替えたりするのです。

そのため、今の時期はどうしてもトラブルとして緊急対応を望むことが多く出てしまいます。

さて、そうしたトラブルが発生してしまうのは、仕方のないことです。また売り上げへの影響や顧客の重要度によっては、緊急対応も必要でしょう。それは仕方のないことです。

しかし、この場合に「どのように行動するか」というのは、非常に大切なことです。トラブルの時には、緊張することも、落ち着くことも大切です。
とはいっても、この大切なことができない人がとても多いのです。

さて、僕が一緒に働いているメンバーは、先輩ばかりですし、トラブル対応も非常になれています。そのため、緊張して視野が狭まるようなことはほとんどありません。しかし、そうした落ち着いた現場を無視して、上が軽いパニック状態になることが多いのです。

パニックになる理由は分かっています。それは金銭に関わってくるからです。
そして現場は、ある意味でトラブルを解決してしまえばそれで終わりなので、落ち着いてトラブルを解決するだけです。でも上はトラブルが解決した後から本当の処理が始まるので、それまでを含めて考えると、現場ほど落ち着いていられないのかもしれません。

しかし、トラブルが起きている時には、その主体は現場にあります。従って政治的な回避手段をとるのも大切なことですが、それによって現場が混乱するようなことがあってはなりません。

トラブルが発生して思考停止になる。そしてそれが権限を持っている上の立場の人であった場合、それは現場が思考停止になるよりも数段怖いことなのです。



stock_value at 23:57│Comments(0)TrackBack(0)仕事。 

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