2006年02月26日
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先日友人の書いている blog の記事を読んでいたら、次のような内容が書かれていました。

「寝坊しました。」と遅刻の理由を連絡してきた人に対し、「それが本当であったとしても、そういう発言は控えるべきだ。」と。

ということで、多々考えることもあったので、僕も記事を書いてみたいと思います。

僕は上記の意見とは正反対です。僕は正直な理由を言うべきだと考えています。もちろん、そうなると「寝坊の理由」が正確な部分ではあると思いますが、そこまで細かいことは別によくて、寝坊ということを言うのは大切だと思います。

寝坊したことを違う理由で説明するすると、周りのモチベーションが下がることや、組織やグループとしての統制力が下がることが防げると思います。
そして、それは重要なことだとも思います。

一方で、本当の "言いにくい" であろう理由を変えるということは、状況を隠す動機を与えてしまいます。つまり「聞こえのいい」理由を説明することが大切だと思っている人はどんな状況でも、それを行ってしまうのではないかと考えるのです。それは仕事でのミスであったりとか・・・。

会社において、事実をありのままに伝える事が必要な立場の人と、受け取った情報を加工し、色々な戦略の元に伝える立場の人がいます。
そして通常、寝坊をして遅刻をし、それを誰かに連絡/報告しなければならない人の場合、ほとんどが「事実をありのままに伝える立場」になると思います。

だとすれば、聞こえのいい理由にする必要はないのです。

一方で、寝坊で遅刻する事を聞いて、誰かに伝えることになる場合もあります。例えば、上司が寝坊する旨の連絡を受けて、メンバーにそれを伝える場合などです。その場合は、「私用で遅れるみたいだよ」と伝えてあげればいいのです。

少なくとも、その場合での上司は判断する権限があり、情報は受け取って加工する立場なので。

当初の発言にあるような自分自身の判断で情報を事実から加工し、その加工した情報を伝えるというのは、組織の中において往々にしてリスクファクターとなってしまうのです。

なにより単純に、やっぱりウソをつくのはいけないですよ。



stock_value at 16:03│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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