2006年04月17日
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僕は現在起業に向けて準備をしていますが、職業柄なのか、今まで様々なベンチャー企業を見てきました。

当たり前ですが、会社は人やお金、運など様々な要素が絡んで成長していきます。そのため、いくら優秀な人が創業しても成功するとは限らないですし、あまり優秀ではなくても、運とかお金とかで以外にうまくいったりもするのです。

僕が今回会社を辞めるタイミングで、同じ職場で働いていた技術者の先輩も、自社で事業部を立ち上げ社内ベンチャーとまでは行きませんが、似たような仕組みで新しいビジネスを試みるということでした。

さすがにもう今となっては、ベンチャーに対しての動きを学ぶ段階にはありません。成長過程を聞いていると、メンバーや事業内容、お金の感覚でだいたいの方向性が理解できます。

正直な話をしてしまうと、先輩のその会社は「絶対に成功する」とは思えず、少しでも成功するためのアドバイスとまではいきませんが、個人的な意見を述べていました。また技術者ですので、僕の意見はあまり納得のできる事ではないと思ったので、本質的な事を強く訴える方法をとりました。

そして最近になって話を聞くと、やはり僕が懸念していた方向でバランスが崩れているらしいのです。もしバランスが完全に崩れてしまい、取り戻せなくなった場合は、僕の抱えているよりも大きなリスクを背負うことになります。

しかも一度バランスを崩してしまうと、お金を稼げるようになっても、それは満足にはつながらないですし、なにより楽しく仕事をすることが難しくなってしまいます。そうなると、ある程度の大きさの会社であれば、異動して心機一転ができますが、そうでない場合は退職という道が比較的近くにあるのです。

何をもって成功とするのか、何をもって失敗とするのか、もちろん単純にはいえないと思います。だからこそ難し部分でもあります。

今後の糧として次につなげるしか無いのでしょうか?技術職として今まで磨いてきた能力なので、いきなり人材管理となれば当然難しいですよね。



stock_value at 16:59│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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