2006年04月20日
このエントリーをはてなブックマークに追加
先日、友人より人月単価の話を聞きました。そして仕事をしている中でも比較的そういった話が出てくるので、改めて考えてみました。

友人の話として自社の人月単価は想像より安いのではないか。
というのがそもそもの疑問の発端のようです。

価格の設定は機密情報だと思いますので、どれぐらいが妥当なのか調査するのは難しいですし、だからこそ自分の位置というのが測りにくいことでもあります。

僕自身が、自社での価格を聞いたとき、妥当だと思いました。むしろ少し高いのではないかと。

価格設定というのは非常に難しく、業務遂行の能力だけではなく、企業の規模やブランド、動くお金の大きさや期間によって変わってきます。友人が聞いた額が低いのだとすれば、それはそういった部分も加味する必要があります。

交渉として、
・成果物に対する保証を負わない
・契約期間が長い
・ある程度まとまった人材を受け入れる
・相手の企業規模が大きい(ブランドがある)
というような条件だとすれば、ある程度値切られてしまうのは仕方ない事だと思います。

相手の困っている事を聞き出してそれを解決するようなソリューションを提供する、という仕事であればその行為には付加価値がついていると考えられます。しかし相手がこの通りにして欲しい。自社で作業すると単価が高いので、安価な業者を利用しよう。そう考えている場合は、人月単価を上げるのは難しいと思います。

結局の所、どういった作業に従事しているのか。

そしてその作業は、一から何かを生み出しているのか。それによって人月単価の安い高いという基準が見えてくるのではないでしょうか。


stock_value at 17:08│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔