2006年04月21日
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起業に向けて色々準備をしています。一部お客様と交渉していることもあり、起業の準備と平行して営業活動などを少しずつではありますが進めています。

そうした中で、見積書を他社に依頼する必要がでてきました。僕が昔働いていた会社にソフトの見積を依頼したのです。

昔働いていた会社ということもあり、僕は気軽に考えていました。
つまり、価格の部分でもよけいな値引き交渉は無くても、最初からある程度の価格が提示されると思っていましたし、おそらくその価格で納得でき、購入に至るのではないかと考えていたのです。

そもそも、今まで働いていたこともあり、仕入れとか値引きとかある程度のことは把握しています。だからこれ以上は無理だとか、ここまでは値引きが可能とか、そういったことは交渉しないでもわかります。だからこそ相手も交渉をすることが意味ないのは十分に理解していると思いいます。

しかし今回出てきた価格はとても納得のいくものではありませんでした。いわゆる通常の「初回取引」の価格を提示されたのです。もちろん、この初回取引の価格で不満がある場合は、他社から購入するか、交渉するかなど色々な選択肢はあると思います。

そういった選択肢があるとはいえ、なぜそのような交渉をしなければならないのか非常に強い疑問を感じました。一応、その理由を聞いてみたのですが、以下のようなことでした。

・初回取引であること
・購入する量が少ないこと
・与信が付かないこと

まず初回取引だからといって高い価格を提示するのは一般的にはあると思います。しかしそれは、支払いの状況が見えないとか、今後の付き合いがわからないとか、どの程度手間のかかる客かわからないなど、結局は「販売する側のリスク」を軽減するために初回時は割高になるのでしょう。その販売する側のリスクを軽減する必要が、以前の社員という立場に当てはまるのでしょうか。

購入する量が少ない。これは確かにあります。少ない量であれば手間がかかる分、割高になるでしょうし、強い値引きを期待できないということもあります。これは僕としても強く出られないですし、仕方のないことです。この部分が中心で価格が折り合わないのであれば、(価格の折り合う) 他社を利用するしかありません。

与信が付かないこと。これはいわゆる末締め末払いができないということです。1ヶ月の支払期間はリスクになりますから。ただ僕の場合、それは十分にわかっているので、現金売買で問題ない旨伝えてあります。

以上のことをふまえると、僕としては製品が欲しかったこと、その製品を購入するのであれば、以前勤めていたところが購入しやすいと思ったことから、今回の見積依頼となりました。

しかし相手としては、新規の取引先であること、購入する量が少ないこと、与信が無いことから、結局単純に小さな取引と見ていたようです。それであれば確かに僕の購入する量などたかがしれています。

僕が以前からこの blog にも書いているように、上記行動が個人の勝手な暴走だとすればいいのですが、組織としてそのように考えているのであれば、僕はこの会社とどのようにつきあっていけばいいのか・・。

ちなみに、別の件で少しだけ大きめな案件があって、是非一緒に仕事をやりたいと思っていたのですが、考え直すことにしました。
色々な思惑があると思いますが、とりあえずがんばっていきたいですね。


stock_value at 13:54│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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