2006年04月28日
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会社を設立する為の準備をしています。そして僕は大学の頃から仲良くしている人が、2人います。そのうちの1人と一緒に会社を設立し、もう一人については、少しだけ出資してもらうことになりました。

昔からの友人ですし、信頼関係は十分構築できていると僕は考えています。しかし、友人にしてみれば、どうなるか分からない会社にお金を出すのは非常に怖いことでしょう。僕が逆の立場ならば、とても心配に思います。

そして僕の方からは、投資をしてもらったとしても、そのお金は捨てたものだと思って欲しい。という事を再三に渡って言っています。
無いつもりで収益が上がればいいのですが、儲かるつもりで出資金が減るような事になれば、それはトラブルの基ですし。収益の分配についてケチる、ケチらないと言うことではなく、当然のことですが、改めて強調しておいたのです。

念のため、という程心配しているわけではないのですが、一応、資本金が減少することについて、覚書を取り交わしました。減少するのはある意味当たり前のことなので、覚書を交わすほどの事ではないのですが、それぐらい期待しないで欲しいというメッセージです。

で、そういったリスクをあまりにも強調すると、まるで僕たちの会社は、資本金詐欺を積極的に行っているようなので、覚書を交わすと同時に、それも当然のことですが、「出資金を最大限有効に使用します」的な誓約書を渡そうとしました。

どちらにせよ、当たり前の紙です。

その誓約書について、パートナーに作成をお願いしました。上記の旨を説明し、HPなどを参考にしながら、出資者が安心できるような誓約書を作って欲しいと言ったのです。

そしてパートナーが作ってきた誓約書は・・・

・私は当社で知り得た情報は他社に漏らしません
・違反し、損害が発生した場合は関連する一切の賠償の責を負うことを・・・

といった物ができあがってきました。

いくらなんでも、あんまりです。
なぜ代表である僕が秘密を漏洩するのでしょうか。そして上記誓約書の契約相手は誰になるのでしょうか。そして何のために?
会社としての最高責任者は代表です。わざわざ賠償の責を・・・という事はひつようでしょうか。

とにかくビックリしました。まさか代表という立場になって、社員であるパートナーに、そんな誓約書を書かされそうになるとは。
とても貴重な体験でした。



stock_value at 20:46│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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