2006年06月21日
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労働者の場合
サラリーマンの場合、いつでも転職するのは良いことだと思います。もちろん、場合によってはプロジェクトのタイミングとか、時期とかはあると思います。しかし基本的には労働者自身の都合によって決めればいいでしょう。

調べたところ、一応退職をする場合は、就業規則に定められた期間以上前に会社に伝える必要があるようです。また就業規則が無い場合は、2週間前ということでした。

参照:高橋社会保険労務士FP事務所 > 解雇されたら

会社の場合
一方会社の場合は、2週間前に突然。というわけにはいきません。1ヶ月前に告知する必要がありますし、気に入らないとかそういった理由で解雇することもできません。

そういった制約をもって、労働者が守られているとか、そういうつもりはないのですが、法的には労働者の権利というのは非常に守られているように感じます。

もちろん、それほどまでにして法律を定めなければ、会社がすぐに権利を乱用するということなのでしょうね。

タイミング
おそらく、今回のこの記事は特定の方を対象としているために、ちょっとマズイ事になるかもしれないのですが、いつもと同じく、悪気は無いという事だけ誤解の無いようにお願いします。

さて、労働者と会社の立場というのが当然あります。今回僕がこの記事を書こうとおもったのは、「友人のサラリーマンが会社を転職しようと考えている」ことからです。

その人は労働者なのですが、社長と懇意にしており、社長からすれば、労働者と会社代表という絶対的に超えられない立場なのですが、それでも相当な信頼を置いているように思えます。そして社長とすれば、もはや一心同体のような気持ちさえ持っているかもしれません。

そんな状態で、実はサラリーマンの方は転職をしてしまうかもしれないと・・・。

それが悪いとは言いませんし、労働者としての権利を考えるのであれば、まったく問題ありません。

転職。賛成?反対?
しかし、しかしです。

色々事情を聞いている僕としては、今の状態で転職をするのは非常にマズイのではないかと思います。それは僕の単純な考えかもしれませんが、会社とすれば、その社員が働き続けることを前提として、非常に大きなリスクを取ったハズです。にもかかわらず、転職ということになれば、"裏切り" として捕らえることになるでしょう。金額が金額なので、殺人事件に発展するのではないか。という最悪のことさえ考えてしまいます。

つまり会社の立場から考えたときは、友人の転職に絶対反対だということです。

ちなみに今度書きたいと思いますが、10万円あたりから裏切りとか、盗難は発生するでしょうし、100万円あたりからは、殺人さえ起こりえるのではないでしょうか。

一方で、サラリーマンの立場からすれば、僕はその転職に大賛成です。技術者畑を歩んだその人は、決して今まで労働環境に恵まれていたとは思えない部分も多々ありました。(僕がこのような事を言うのは大変失礼なのですが)

そんな中で、誘いのあった会社は結構な大手なので、将来については、給料面で最大限満足しなかったとしても、それ以上を目標とするのは、年齢的にも人脈的にも難しくなってくると思います。大人として家庭とか将来とかを責任持って考えた場合には、大手への転職ができるのであれば、飛びつくのは十分に理解できますし、僕もその判断は正しいと思います。

つまり、サラリーマンとしての立場を考えた場合は、その転職は大賛成なのです。

しかも、しかも、今まで技術一辺倒だったのが、最近になって会社がその社員のためにリスクを背負うと同時に、営業的な分野や、マーケティング、管理、について学んだのです。しかも、サラリーマンとして学んだと言うよりは、ほぼ完全責任の事業立ち上げの中で学んだようなものなので、相当な経験になったと考えられます。

今までの、十分に培った技術者としてのレベルを軸に、一時的とはいえ会社の運営に必要な業務をのぞき見た。

それは次の会社に転職したときに、大いに役立つと思います。当然今までとは違う視点を持つでしょうし、その視点をフルに活用すれば、大きな会社なので社会に影響を与えることができるかもしれません。

そう考えると、ますます転職は賛成です。

結論
非常に難しい問題ですが、最悪の場合は刺殺され、最高の場合は大手の会社で定年まで安泰。天秤にかけるのが難しいですね。僕は今まで死とメリットを天秤にかけた事なんてありませんから、どのような選択肢を取るにせよ、また勉強させてもらえそうです。興味深く注目したいと思います。

ちなみに、上記意見をふまえた上で、僕としては転職という道があるならば、ぜひそちらを推したいと思います。という個人的な意見でした。



stock_value at 19:19│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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