2006年06月30日
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昔一緒に働いていた友人から電話がかかってきました。どんな用件だろう?また飲みにでも行くのかな?

そう考えて電話を取ると、「プレゼンについて教えて欲しい」ということでした。

詳細な内容
もう少し詳しく書いておきます。

その友人が(おそらく)リーダーを務めて、会社の中でプレゼンをやることになったらしいのです。

そしてその友人は、とても優秀なので、全部を一人でこなそうとします。僕はそれは大問題だと考えているので、友人に対し、再三に渡って指摘をしてきました。

今回のプレゼンで音頭を取るので、そういう失敗をせずにグループで円滑に、作業を進めていきたいということでした。

相談のきっかけ
その友人が僕に対して、相談をしてきたのは、ずいぶん昔ですが、会社でプレゼンを行ったときに、作業内容とプレゼンのクオリティが非常に高かった印象を持っていたことからです。どうやってとりまとめたのか?という事を聞かれました。

手法
何かに書いたかもしれないので、簡単にだけ触れておきます。

コンセプトの決定
スケジュール管理
作業内容の均一化
意見の尊重


ぐらいです。本当にそれぐらいしかしていません。逆に、上記については意識していたので、確かなことです。

僕の場合、良くも悪くも目立つのであまり自分から前に出ないようにしています。また僕自身はリーダーのような立場になると、結構反発を招きます。ということで、そのプレゼンの時も、僕は書記のような立場で良いと思っていました。

実際、どういった内容の発表を行うのかについて、僕は一言も意見を述べていません。そうしたら介助犬のことを発表することになったので、ちょっと残念な感じでした。僕の意見が通るのであれば、株じゃないにしても、せめてそういう経済的な要因が絡むような内容に決めたと思います。

そして嫌々とはいえ、決まったことですし、その発表が成功するように最大限がんばりました。

まずはコンセプトです。みんなの意見を手っ取り早く一致させるために、僕はこの手法を使います。で、・残業はしない ・持ち帰り作業はしない というのを決めました。ダラダラと作業をするのはイヤですし、特に入社直後のこともあって、残業しないなんて不真面目なヤツだ!などというレッテルを防ぐためです。

次にスケジュールの整備。こういうとき、学生という立場だと、様々な意見が出てきて、収集が付かなくなることがよくあります。そのため、時間も無いので、そこそこの案が出てきたときに、半ば強引に決めてしまうのは有効な手だと僕は思います。

そして、最初に多少の無理をすれば、後半が相当楽になることが分かりました。最初の方で1回だけ持ち帰り作業をすれば、あとはほとんど練習に時間を使えます。と言うのをスケジュール表と共に、みんなに行ったところ、すんなり決まったので、マイルストーンにして、作業を行いました。

作業の均一化については、一人だけ関西から来ていた人がおり、持ち帰り作業等ができませんでした。これでは作業が平等ではありませんし、ネットで調べることもできないので、不公平になります。そういう声が上がることが、僕はとても心配でした。で、その人には、実施調査ということで、お店に直接ヒアリングをしてもらいに行きました。IT業界なので、そういう関わりが苦手な人が多いので、精神的にとても辛い作業です。

時間的な平等は無理でしたが、負担という部分で十分に平等になったと思いますし、そのコンセンサスはある程度メンバーのなかで共有できました。

そして発表ですが、非常にバランスがよかったようです。

なかなかプレゼンの評価が高く、今回の電話にもつながりました。とはいっても僕自身はあまり乗り気ではないテーマでの発表だったので、非常に微妙ですし、だからこそ光栄というのはありますが。

で、今回相談を受けた友人に対し、何か良いアドバイスができればと思っています。友人のプレゼンもぜひ成功して欲しいですね。


stock_value at 21:54│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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