2006年07月02日
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僕はこうして blog を毎日分書いていますが、仕事で必要な文章というのは、直接的ではないにしても、似ている部分があるので、トレーニングにもなっていると考えています。

実際、僕の場合、メールとか報告書とかを書くのに、役立っているようにも感じます。

文書とライティング
一般的な文書であれば、blog や学生の時に書いたような作文ができれば、それで十分だと思います。自分の体験に基づいた事を書く場合が多いでしょうし、書きたいことを書くというのが基本的な流れだと思います。

自分にとって身近であれば、それはとても書きやすいですし、なにより知識を最初から持っています。書くために体験したことのほかに、すでにある知識も織り交ぜることができるので、文章が書きやすくなると思います。

ライティング
僕は、今までライティングというのを意識したことがありませんでした。

ライティングというのが、どのように定義されているのか僕は知りませんが、僕は、商品の説明をするようなコピーライトに近いものを考えています。

コピーライトは、もう少し短いようなイメージを僕は持っていますが、ライティングは、そういったコピーライトに追加して、商品を説明する文章も書くような感じでしょうか。

これが非常に難しいのです。今までそう言ったことを意識していなかったので、当たり前といってしまえばその通りなのでしょうが、やっぱり言葉を仕事にするのは大変だと思いました。

色々聞いてみたのですが、自社の商品を広告するために、業者に頼むと、ライティングが結局ダメだから自社でやる。ということになってしまうようです。

やはり商品のことをしっかりと理解していないと、正確にアピールするために訴えるような文章を書くというのは難しいようです。確かにそう言われてみれば、その業界に詳しい人が書いた文章と、そうでない人が書いた文章は、ちゃんと読めばすぐわかるような気がします。

もちろん、斜め読みしていた程度では気づかないでしょうが。

プロ
ただし、正確に理解していないとライティングができない。そう考えるのは問題があると思います。「自分でできるから自分でやる」という発想は僕はとてもマズイと考えているのです。

なぜなら、付き合いのある会社が適当な場合はともかく、通常それでお金をもらっているプロなハズです。であれば、たとえ商品の知識が無くて、依頼主が満足できなかったとしても、それはプロが書いた文章です。正確に伝わらなかったとしても、相手に届くような文書かもしれません。そういうトレーニングを積んでいると思いますし。

今まで、そういう部分を自社で行って失敗している例はたくさん見ています。僕の行っているようなサーバー関係も、"詳しい、出来る" という理由だけで、構築して大変なことになっている場合もありますし。

そして言葉なので、ある意味では敷居はとても低いでしょう。自分も書けるんだし、商品知識もある。ならば自分で文章を書いてしまおう。そう考える気持ちは理解できます。ただしそれはとてもリスクの高い行為なのです。



結局の所、プロに任せると文章はプロなのかもしれませんが、依頼主の満足が得られない。これは非常に難しいところですね。



stock_value at 12:40│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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