2006年07月18日
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僕たちの年齢では、まだあまり具体的に考える機会は少ないかもしれません。

とはいっても、他人事でもなく、また今後重要なことなので、少しずつ意識している人もいます。

ということで、ある程度責任ある立場での立ち振る舞いについて。

リーダーとしての立ち振る舞いとか行動に似ている部分もあるかと思うのですが、リーダーとは "責任がある" 立場ではなく、誰かの責任を一部委譲されるというニュアンスで考えています。

一方、責任ある立場というのは、まさに責任を取る立場なので、どちらかと言えば、リーダーに責任を委譲する立場と言うことになると思います。

リーダーに必要な立ち振る舞いがあるように、責任ある立場の場合の立ち振る舞いもあります。そして僕は次のように考えます。( まだ僕が理解し切れていない部分も多くあり、リーダーのそれに近いです )

全員に好かれるのは無理
対立は利用する必要がある
理想は悪
討論や意見の集約は必要ない、もしくは極力減らす
責任ある立場だが、具体的にどのような責任があるか説明する
悩んでいること(手探りであること)はアピールしない
といった感じでしょうか。

全員に好かれるのは無理
というのは、リーダーのそれにとても近い事だと思います。うまくパワーバランスを均等にするように人員を配置し、ある程度の不満分子をおさえつつ、全体的な統制が取れているのがベストだと思います。自身が嫌われてもいいですし、誰かが嫌われるのを利用するのも必要だと思います。

好かれる事を重視するあまり、組織としての目標を失うことがあってはなりませんからね。

対立。
これも大切なことです。意見が食い違うことはよくあります。これがきっかけとなって、ささいなことでも対立してしまうことがあります。そしてこの対立は非常に重要です。派閥とまでは行きませんが、いざというときのスタンスを明確にするからです。自身が中心でない対立の場合は、双方にうまく取り入って、全体的なバランスをとることが大切です。

理想。
達成できないことが確実な理想は、その人の信用力や能力について疑問を持たせるだけです。そしてたいてい、理想を実現するためにどこかが犠牲になります。その場合大半は、組織全体の求心力が失われることになると思いますが。

そのため、理想を掲げるのは絶対に避ける必要があります。ただ、コレに代わる方法として、コンセプトを使えばいいと思います。場合によっては "目標" と言い換えてもいいですね。

意見の集約
誰かの意見を聞くと言うことは、組織から見れば、頼りない一面をアピールすることになってしまいます。ただし、時と場合、内容によっては他人の意見を聞かないとただの頑固になってしまうので注意が必要です。

意見を聞くのはいいのですが、討論は避けた方がいいでしょう。勝っても負けても禍根を残すことになります。この場合、僕としては手っ取り早く根回しするか、落としどころを探ります。

責任のアピール
たいていの場合、責任が大きくなると、漠然としてきます。もしくは不祥事の時だけ必要なんて事にもなりかねません。そのため、具体的にどのような責任があるのか明確に説明するべきです。数値目標などがあればわかりやすいと思います。とにかくラクそうなイメージを持たせないために。

悩みのアピール
適度なアピールは、組織の活力を生み出しますが、大抵の場合その人の信用を失います。ウソでもある程度、断定・言い切る方が妙な信用を生み出します。あまりアピールしてしまうと頼りない感じになってしまうので、気をつける必要があります。

ということで、責任ある立場の立ち振る舞いについて、今考えていることでした。今後バシバシ変化することになると思います。



stock_value at 13:39│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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