2006年09月11日
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久々に友人から電話がかかってきました。現在では一生懸命働くと共に学校にも行っているようで、本当に頭が下がります。好きなことを仕事としても勉強としてもやっているというのは、とっても充実していることだと思います。もちろん楽しいだけでもないでしょうが。

そんな友人なのですが、すでに働いてから2年?ぐらいが経過しているのですが、最初から一貫して、「自分は仕事ができない」と言っています。経験やスキルが重要となる、大変な仕事なので、まだキャリアが少ない自身を見て、そのように言っている可能性もあります。
また、働くようになるとスケジュール管理や報告、人間関係も、仕事ができる・できないに比べて重要になるので、そっちを見てそのように言っているのかもしれません。

学生の頃と比べて働くと色々な意味で異なった能力が必要となります。

そしてそれらを解消するために、どのような勉強をしたらいいのだろうか。そのように聞かれました。本人としては、文章を書くための勉強とか、コミュニケーションスキルを向上させるような本を読むとか、そう言ったことを考えているようでした。

僕が考えていることは以下の通りです。
・啓発系の本はあまり読む意味が無いと思う
・文章は書けた方がいいのは確か。
・キャリアをのばすことに注力は?

本については、読まないよりは読んだ方がいいと思います。しかしその程度であって、「真剣に勉強」するために読むのはあまり意味が無いと思います。
ちなみに僕も、何冊かのそういった本を友達から借りたりしてよみました。リーダーとしての自覚を促す本とか、そう言うのです。もちろん参考にはなりましたが、実践的では無いですし、即効性もありません。

また、この手の本は粗悪な物も多いのです。これが一番の問題です。よっぽど本を見抜く力があるなら別ですが、適当に本を選ぶ場合、粗悪な本が確率的に多ければ、それを買ってしまう、読むことになる可能性が非常に高くなります。
これでは、勉強をする意味もないですし、本を読む意味もありません。それどころかそれを実践し、意味が無いと分かるまで、遠回りになってしまいます。

文章については、書けた方がいいと思います。ただし、今までのクセがあるので、一度クセを把握してから勉強する必要があるため、これが結構たいへんだと思います。
僕の場合、こうやって blog を長く書いているので、大抵の文章はこんな感じです。仕事では報告書などに、ある程度使い回しができますが、友達とのメールなどでは、堅苦しい感じになるかもしれません。

文章の場合は誰かにチェックしてもらうことも大切です。しかしそのチェックの対象が、仕事で上司だったりした場合、その人のクセが移る可能性もあるので、注意が必要です。
ただし、いい参考書が見つかれば、文章のトレーニングや勉強は決して無駄にはならないと思います。

文章がある程度書けるようになっても、常に文章はヘタだと評価されます。そんなもんです。でもその場合に、ヘタだと評価する人が好む文章がすぐ書ける。というメリットがあります。これは文章がある程度書ける方が、どのように表現すればいいのか、言い回しをすればいいのかについて、知っているからだと思います。

仕事で使う文章は、結構このあたりがポイントだと思います。


さて、一方でキャリアをのばすことも考えなければなりません。文章とかコミュニケーションとかを勉強することも必要だとは思いますが、それは自身の本業のスキルをのばすペースを落とすのではないでしょうか。もちろん、本業が完璧でも文章が全く書けないと、コミュニケーションがまったくできないと、それは大きな問題なので、多少は勉強しておく必要があります。

なにより、おそらく先生と呼ばれる職業になるかと思います。放っておいてもコミュニケーションスキルは落ちてくるでしょうし、文章力の向上も難しいと思います。そういう環境ではその辺をどうやって勉強すればいいのか難しいところですね。

※なお、先生といっても、各種学校関係でもないですし、法律・会計・医師のたぐいでも無いと思います。ほんの少しだけ特殊な職業?僕の認識では介護関係に近いようにも思うし、医師関係に近いようにも・・。



stock_value at 13:03│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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