2006年10月19日
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試験勉強などで何かを記憶するとき、書いたり読んだりの反復で記憶します。そのやり方が時間がかかるかもしれませんが、手っ取り早い気もします。

ただし、生活をしている中で昔の記憶というのは反復が無くても記憶されてしまいます。そしてその記憶は、音や匂いがあると強烈に結びつくような気がします。例えば昔の TV 番組を見れば、その番組の記憶だけではなく、そのころの自分の環境に対する記憶もよみがえってくるでしょう。こういったことは、 TV 番組と生活の記憶が結びついているからこそではないでしょうか。
匂いも同じで、タバコや香水のにおいというのは、それを嗅ぐことによってそのころの記憶が蘇ってくると思います。

僕は音楽はあまり聞きません。そのためカラオケなども全然できないのですが、それでも友達と一緒にカラオケに行くことがあります。このとき、カラオケが好きな友人は比較的そのときよく売れている歌や、ヒットしている歌を歌うことになります。そのときはそれで全く関係なく友達のカラオケを聞いています。

数年が過ぎ、全く別な友人とカラオケに行ったときに、懐かしい曲を歌う友人や、特定のアーティストのファンの友人は、結果的に昔友人が歌っていた曲を選ぶことがあります。このときに僕はその歌とともに、昔の友人の事を思い出します。そして僕が学生の頃であれば、その時の事も一緒に思い出すことになります。

イイともイヤだとも思いませんが、なんとなく懐かしくなって切なくなるのは事実です。

匂いも同様です。匂いの場合、他人からというよりも僕自身からです。僕は香水を付けるのですが、初めて買った香水から変えることなく今も使っています。本当は何種類か使い分けたいのですが、今のが気に入っているので、変えるのに少し抵抗があります。

そしてガムです。僕は歯の健康にいいという理由からキシリトールガムをよく噛んでいます。

香水もガムも20才になる少し前ぐらいから使用し始めたと思います。正確なところは定かではありませんが。

この香水とガムですが、僕のキャラに合っているのかわかりませんが、結構好評です。それは僕が香水とか付けないようなキャラだから、友人とか恋人が「こいつ絶対香水とかつけないハズなのに、なんかいいにおいがする。おかしい」ということで、「なんかイイ匂いするね。」という発言につながっている可能性はあります。

例えば香水とかについては、友達(というか大抵恋人ですが)、突然鼻をクンクンさせて匂い始めます。で、僕が「どうしたの?オレ臭い?」と聞くと、「なんか香水つけてる?」と聞かれて、「ん。つけてるよ。ヤな匂いだった?個人的には気に入ってる匂いなんだけど」と言うと「ううん。イイ匂いじゃん。何つけてるの?」という感じで結構好意的に受け取ってもらえるのです。

ガムもそうです。「そういえばいつも話ししてるときとか甘い匂いするけど、ガムの匂い?」と聞かれた事がありました。そのときも「そうだよ。キシリトールガムが好きで結構食べてるんだけど、イイ匂いでしょ。」「そうだね。この匂い好きかも」という感じで肯定的でした。それ以外にも言われたときは、「syoとキスするときっていつもイイ匂いするけど、ガム噛んでるから?」と言われたこともあります。「そうだよ。前にも好評だったことがあったし、俺自身もタバコとか吸わないから、口の中が特定の匂いになってる訳じゃないし、ガム噛んどけば安心じゃん。なによりオレの噛んでるガムは歯にもいいし。」という感じでした。

コーヒーとか飲んだ後の口の中ってコーヒーのいい香りとは裏腹にイイ匂いとは限らないですからね。

自分のつけている香水の匂いを嗅ぐと、自分の噛んでいるガムの匂いを感じるとこのようなちょっぴり切ないお話を思い出してしまいます。


stock_value at 13:45│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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