2006年12月24日
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先日からの続きです。

少女漫画で感じた違和感は、性的な描写が大きいと言うことを書きました。他にも特徴的なのが、漫画の中で主人公やそれに準ずる人が、少女漫画否定する発言が出ていることが多いのです。大抵は彼氏とか男性が「そんな漫画みたいな事あるわけ無い」と発言するのです。

この表現に僕はビックリしました。漫画の中で自己否定をしているのです。面倒な表現になりますが、少女漫画の中で「そんな漫画みたいな事は無い」と書いてあるということは、今読んでいるその漫画は「あり得ないストーリーを読んでいる」のか「この少女漫画はリアリティがある」と表現しているのだと思います。

通常、そのような表現をしている場合は、リアリティを強調したいのだと思いますので、このあたりも、僕が違和感を感じた理由です。少女漫画の中で少女漫画を否定されてしまうと、僕はどのような視点で漫画を読んでいいのかわからなくなってしまいました。僕が読んでいるこの漫画は少女漫画でいいのか・・・と。

そしてあり得ないと否定している登場人物たちの話がまたあり得ないワケですから、なんとも言えません。

また、ストーリーとして、少年漫画も少女漫画も、いまいちぱっとしない主人公が、色々な人から好かれて、つきあったり別れたりを繰り返して、ライバルが登場して・・・。という大きな流れは一緒です。

大きな流れが一緒でも、ここまで特徴が出てくるものなんですね。


stock_value at 16:49│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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