2007年03月27日
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僕にはおじいちゃんがいます。そしてまだ一応元気です。とはいえ、もう年齢もいってるので、体力的な衰えは相当なものです。悪く言えば寿命が迫っているという状況です。

そんなおじいちゃんですが、最近はますます体力の衰えが激しくなり、歩くことも四苦八苦している状況となってしまいました。
僕たちのような健康体ではあまり意識することはありませんが、本当に何歩か歩くと息が切れてはぁはぁしています。横で見ていると、本当に苦しそうで心が痛みます。

僕の母親はそんな祖父に対し、(ちなみに祖父は母親から見ると父です) 息が切れるのは普段から運動していないから、体力が衰えているせいだ。もっと日頃から運動すれば息切れしても、もっと軽くて済む。という考えを持っているのです。

しかし当然、そんな状態の祖父ですから体力をつけるための運動が息切れを生むわけです。しかも数歩だけで。3歩で息切れする中で、6歩ならば体力がつくのでしょうか?そんな単純な事ではないと思います。もともと衰えているのですから、もし体力をつけるために運動をしたところで、たかがしれていると思います。

僕としてはもちろん健康であることが最も大切だと考えていますので、祖父には元気でいてほしいと願っています。しかし無理して、しかもかなうとは思えない体力の増進をする必要があるとは思いません。

母親の言動が問題なのは、他人が「無理をするように勧めている」所にあると思います。しかもその無理は相当な苦しみを伴うのです。インセンティブを与えるような言動ならともかく、無理をさせるような言動はどうかと思います。

特にこれがタバコだとかお酒であれば、他人が強く規制することによって実現が可能かもしれません。精神的な苦しみなので周りの協力も大切だと考えるからです。しかしこういう体力的な問題は他人がどうこうしてもどうにもなりません。本人の自主性に任せるしか無いのです。

息が苦しいというのは本当に地獄の苦しみなので、できる限り僕としては本人のラクなようにして欲しいと考えています。たとえそれで寿命が縮まったとしても、です。


stock_value at 14:03│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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