2007年05月14日
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内線のこととか、PBXのことはよく分かりません。ITとは近いようでなかなか遠い業界だと思っていたのです。それに今まで使っていた会社用の電話機とかか存在するので、親和性も低いと考えていたのです。ITは、徐々に浸透する場合もあるのでしょうが、突然一気に使われるようになる事を想像していたので、まだまだ普及していない今はあまり勉強していないというのもありました。

仕事で内線などの工事をしている人に話を聞くと、IP電話とか内線のIP化というのは、徐々に行われているようです。まだまだ050から始まる番号での発信や着信は少ないようです。しかしながら内線については着実に行われており、この内線方式とVPNはとても相性がいいのです。

僕は今まで内線のIP化など考えもしていなかったので、VPNの用途などは相当に限定的だと考えていました。実際、常時接続が必要とならないほとんどの場面で、都度接続の必要な SSL-VPN の方が有用です。セキュリティの面からも運用コストの面からも。導入コストは、ひょっとしたら常時のVPNの方がいいかもしれませんが。PPTPという手段もあると思いますが、運用コストとかを考えると結構限定的になりそうです。

内線のIP化については、かなりの部分で普及している感じがしました。それはユーザの数からくる印象ではなくて技術的な感じからです。SIPはプロトコルを見る限り非常に単純な技術なので、PBXが対応していれば相当のことが社内LANで実現できそうです。

ただしSIPのルータ越えについては、まだまだ不明なところが多くありました。機器の相性も聞きますし、ルーターの存在も時にはネックになるようです。このあたりも、グローバルIPアドレスとか、NATとかのネットワークでありがちな問題を抱えています。

僕がこのsipとか内線とかのIP化ですごいと思ったのは、電話料金の削減が相当なレベルで可能になりそうだからです。
東京本社にある電話番号(03)で主な通話をすれば、全国に支社がある場合でも、ほとんどが市内通話になるのです。そういうことがIP化で可能になります。また全国の支社間の通話がすべて内線になるので、その通話料もタダになります。もちろん、信頼性や速度などを考えると光回線が引かれている必要があると思いますが、どうせインターネット接続のために何らかの回線は引くでしょうから、それだけでいいのです。
僕自身、一般的な企業の電話料金がどの程度発生しているのかは全然知りません。ただし電話のIP化はとても面白い技術だと思いました。


stock_value at 23:08│Comments(0)TrackBack(0)仕事。 

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