2007年07月01日
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色々な情報に触れる立場になると、公開する情報を選択し無ければならない場面が増えてきます。特に金銭的なそれはとてもデリケートなのでなおさらです。

僕は基本的にはすべてオープンの姿勢です。何かを隠すと言うことは、それに付随する細かい部分まで管理し無ければならず、正直僕はそこまで管理する自信もありませんし、性善説を強く信じる僕は、誰かに情報が伝わったとしても、大きく広がることはないと考えています。ですから僕が情報を統制する場合はほとんどが依頼がある場合です。

ちなみに、業務上の秘密を外部に漏らさないのは言うまでもなく常識ですし、このblogぐらいの情報ではれば、全く漏洩にはなっていないと思います。(ちなみに情報の管理側としては、正直なところこの程度の情報でも書かないで欲しいという本音があるかもしれませんが)

たまにそういう話をすると、業務上秘密を持っている人は隠したがる場合が大変多くあります。給料に関する秘密はある程度分かるのですが、それ以外の会社の売上だとか個人の成績だとかを隠す場合もあります。そしてほとんどの場合、その隠す理由に根拠を感じられません。ただし本人は隠すことがベストだと考える場合が非常に多く、なぜだろうといつも考えさせられます。

特にひどいのは、「数字が社内の人間であっても漏れた場合にモチベーションに影響が出る」と本気で考えている場合です。ということは、その数字を知り得ている立場の人間はモチベーションが低いということでしょうか。そのモチベーションの低い人間が、いわゆる一般社員のモチベーションを高く維持させようと管理しているのであれば、非常に問題のある行為だと思います。

しかも、その担当者がそのように考えると言うことは、同じ社員を全く信じていないことを示しています。数字を知った程度でモチベーションが下がると考えるのは不自然です。業務上で数字を知る立場の者が、数字を知っても意欲が落ちないように、普通は強い意識を持っているはずです。それを頼れない社員はどうなのでしょう。

数字は何も語ることはありません。しかし読み方によっては様々な事を語りかけてくれます。つまり必要なことは、数字を公開した上でその読み方をレクチャーすることだと思います。


stock_value at 11:53│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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