2008年01月04日
このエントリーをはてなブックマークに追加
Qos について、今まで本気で考えたことはありませんでした。だってイーサなら結構力業でどうにかなっちゃうことが多いから。

しかし限られた帯域をなるべく効率的に、またトラブルが起きないように利用するためにQosにも少し力をいれようと思うようになりました。
そして何より LAN が遅いならユーザさんは待ってくれるんです。しかし映像とか音声で、目に見えて遅延が発生すると、(当たり前ですが) 気にする人が多いんですね。

ということで、Qos についての一般的な考え方を僕のメモとして書いておきたいと思います。間違っていたらすいません。

・優先制御
・帯域制御
・ジッタ(遅延)
・アプリ

優先制御は、優先度が高いパケットがキューから無くなるまで優先度の低いサービスのパケットが送信されません。
このことから、絶対的に優先したいサービスがある場合に利用できます。
例えばネットワークトラフィックの激しいサーバでリモートメンテ用に Telnet とか ssh を優先すれば快適なメンテができそうです。

その他、本社−拠点で VPN を利用している場合に、拠点 → 本社のパケットを最優先するとか。ただしこの場合、本社への通信が激しい場合には、拠点で Web アクセスとかに影響でるかもしれませんね。


帯域制御は特定のサービスについて、帯域を割り当てます。WebアクセスとSMTPなどで制御をすれば、それぞれ上限を超えてアクセスしないようになるので、それぞれのトラフィックの変動に影響を受けません。
ただし、帯域が空いているのにそれで上限が決定してしまいます。ちょっともったいないですね。

ジッタは遅延です。音声などは遅延に敏感なので、なるべく遅延しないように考えなければなりません。Web などについては、遅延についてはあまりデリケートにならなくても大丈夫です。

その他アプリケーションによってもQosの方法が変わります。僕としてはなるべく単純にしたいので、特定のポートについてQosをかけたり、IPアドレスなどで一括で制御したいと考えます。その方が他に与える影響も少ないですし、エンドユーザにも説明が簡単です。
しかしアプリケーションによっては、それが難しい場合もあります。例えばIP電話だと、最初はサーバとの通信ですが、その後はクライアント同士で通信をするようです。これだとサーバ - クライアント間だけのQosではダメですね。

ということで、もう少しQosについて勉強していきたいと思います。

参考
ヤマハ


stock_value at 19:38│Comments(0)TrackBack(0)技術:04〜08年 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔