2008年04月01日
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僕の母親はあまり食事を作るのが上手ではありません。そして上手ではないことから、味が劣り、評価が下がり、それがさらにモチベーションを下げ・・・。という悪循環です。そのため、僕にはこれといった「家庭の味」というものが存在しません。
僕はこれがとっても寂しいことだと思っています。

もちろん親の作る料理が、その家庭の特徴となって「家庭の味」になるのでしょうが、それはウチの味の特徴であって、それが食べたい。もしくはこの味はウチのではなければ・・・という感情が出てこないのです。僕は食べたいものがある場合は、自分で作って、それがまた親よりもおいしいことが実感できると、味に対して満足すると同時に、寂しい気持ちが出てきます。

各家庭で、特に男の場合や兄弟がいる場合、食事で親に文句を言うことは経験があると思います。僕の知り合いでも、野菜炒めを出したときに、「コレじゃお腹いっぱいにならないからもっとボリュームのある料理ないの」と、やや強めの口調で言われたことがあるらしいです。

どうせそうなるのであれば、おいしい食事を否定し、それを将来後悔するようになりたいと思います。僕の記憶にある範囲で、親に文句を言ったような場面は、僕が他人に絶対にしたくないようなシチュエーションばかりです。

料理がおいしいと毎日帰るのも楽しみですし、食事の時間が楽しい時間に変わります。一方でおいしくない食事の場合は帰るのが苦痛ですし、お腹を満たすためだけの食事はとてもつまらない物です。

もちろん毎回食べたいものばかりを食べていたら栄養が偏ると思いますので、食べたくないものを食べるのも食事の時間としてとても大切なことだと思います。そしてそれを我慢するには、日々のおいしい食事が大切だと思います。


stock_value at 13:13│Comments(0)TrackBack(0)食べ物 

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