2010年07月13日
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見積りを作るとき、「簡単な作業は安く。そうでないのは高く」という基本的なことについての話がありました。
そしてその作業について簡単かどうかというのを測る基準について聞いたところ、「時間ではないか」という仮説が出てきました。

僕はこれが非常に問題だと思っています。
なぜなら、作業に要する時間が尺度の場合、新人が行う作業はすべて複雑な作業になり、経験がある人がその作業を行う場合には簡単な作業に分類されてしまいます。

実際に僕は log の確認で、数万行を集計することがあります。その中から特徴を探し出して運用の参考にしています。だいたいがExcelで集計を行ないますが、もしこれが1行ずつ自分でコピーなどしていたら、1日では終わりません。

並び替えやピボットを駆使し、集計していきます。これを時間で測った場合に簡単と結論出されてしまうのはどうにも納得できません。

サポートも同様です。
お客様はコスト感覚が見えてこないという理由で、トラブル案件ごとの金額を望みます。もちろんお客の要望は最大限叶えたいと思います。が、僕の場合トラブルを起こさないように保守・サポートをするのであって、解決するべきトラブルが起きないことに力を入れています。
都度ごとの料金であれば、結局トラブルが多くなるような構築をしたほうがメリットがあるというのはどうにも納得できません。
そのため、基本的にはそのような事情をお伝えし、少額であってもなるべく定額をお願いしています。

それでも少しずつご理解いただけることが増えてきているのはうれしいです。


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