2010年08月12日
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知識の共有化ということで、ナレッジマネジメントというのがあります。手法は様々あるようなのですが、中小企業ではそこまで本格的なことはできません。
手っ取り早いのは、掲示版のような所を社内で用意してそれを利用すると言うことでしょうか。

僕は基本的にナレッジに反対です。

中小気行の場合、ナレッジをする意味がありません。暗黙知というのは口頭で伝わるからです。
ナレッジを活用するので有効なのは、新人の教育や担当外の業務を担当するときに参考になると言う部分、全員が似た業務をしている場合だと思います。または人が頻繁に入れ替わる場合などでしょうか。

僕はコールセンターでバイトをしていたときに、案件のデータベースは役に立ちました。しかし大半は知っていることばかりで大半のデータは無意味でしたが・・。むしろ入力の手間の方が問題が大きかったように思います。

今の業務の場合、多岐に渡っているため文章で手法を残すことが無意味に思います。結局経験してしまった方が早いですし、そもそも同じような(似ていることも含めて)パターンが非常に少ないです。逆に言うと、商品を調べる手法・見積を作る手法を知っていれば、ほとんどのパターンに対応できます。
僕は今までいくつかの職に就いてきましたが、今の仕事が一番ナレッジしにくいと思っています。
もちろん見えるかが必要なので、そういった業務のごく薄い部分についてナレッジをするのはいいことだと思いますが、おそらくこの部分は簡単すぎてすぐに身についてしまうと思います。

どうにも会社的にはナレッジの導入で魔法のように様々な問題が解決するかのように期待している節があって、とても心配しています。

ナレッジマネジメント

知識共有化
http://www.realcom.co.jp/trend/vision/vol1/sixsigma.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/暗黙知
http://segroup.fujitsu.com/km/concept/concept4-1.html


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