2010年08月26日
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最近立て続けに google apps 経由で取得したドメインでトラブルが起きています。
ただし google apps に問題はありませんし、直接の取得先である emon や godaddy についても問題ありません。

しかしそれらが組み合わさったときに実際にトラブルが起き、そのトラブルが起きたときに実質的に解消できないという問題があるため、タイトルの通りだと僕は考えるようになりました。

少なくともこの場合でのサポートは僕は提供したくありませんし、避けたいと考えています。

トラブルの内容としては非常に単純で、更新料金の支払いができずに失効すると言うことです。
apps を利用したことがある方は分かると思いますが、最初にドメイン等を購入するときには gmail のアカウントを利用し、 checkout という機能を利用します。そして担当者がこの checkout を登録し、購入するのですがこのときに利用した gmail アカウントをたいていの場合失念するのです。

確かに apps を利用したいので、登録しようとしたら checkout を使う必要がある→とりあえずgmail アカウントを取得し、それでカードを登録・・・

そして1年後にこのカードが失効していても、もはや使っていない gmail アカウントにメールが来ているために気づくことができません。不幸な事に失効してから気づくというわけです。

そしてドメインの失効はすぐに使えなくなるわけではなく、執行猶予になり、失効猶予を解除するためには手数料と長い時間がかかります。さらに英語での問い合わせというハードルもあります。


ドメインの移管をしたいとします。
このとき godaddy も emon もドメインロックがかかっており、そのままの状態では移管ができません。godaddy の場合にはコントロールパネルからできるようですが、emon の場合には emonのサポートに問い合わせる必要があります。

google apps を利用するだけであれば、apps 経由で取得するのも有りでしょうし、確かにappsを利用するためのハードルは低いと思います。しかしもともとドメインはビジネスにおいて非常にクリティカルであり、ハードルを下げた結果、無知の人が運用することにつながります。

知識がある人も、人手を介する必要がある部分については、どうにもできません。

そのため僕は google apps 経由でのドメイン取得は決して行うべきではないと考えています。


stock_value at 20:12│Comments(0)TrackBack(0)技術:2010年 

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