2011年03月30日
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アクティブ-アクティブでの負荷分散はとても夢のようですよね。ロードバランサーとか、高価な機器を導入するのも大変ですし。
ということで、テストしてみました。

使用機器は RTX1000 です。

■構成図
無題
テスト環境なので、上記の通り行いました。ただし1台のルーターで行うことを前提としている技術のようなので、正式にはサポート対象外となりそうです。

PC(192.168.1.xx) から 10.0.0.2 に ping を飛ばします。このとき、LAN2 のケーブルを抜いても、相変わらず ping が届き続けるのです。
検証したところ、ping 1つ分ぐらいはロスします。

以下 config です。
■上段ルーター
ip route default gateway 10.0.0.1 hide gateway 10.0.1.1 hide #マルチホーミングの設定
ip lan1 address 192.168.0.1/24
ip lan1 nat descriptor 1
ip lan2 address 10.0.0.2/24
ip lan3 address 10.0.1.2/24
nat descriptor type 1 masquerade
dhcp service server
dhcp scope 1 192.168.0.10-192.168.0.20/24

■下段ルーター
ip route default gateway 10.0.0.2 hide gateway 10.0.1.2 hide #マルチホーミングの設定
ip lan1 address 192.168.100.1/24
ip lan1 nat descriptor 1
ip lan2 address 10.0.0.1/24
ip lan3 address 10.0.1.1/24
nat descriptor type 1 masquerade
dhcp service server
dhcp scope 1 192.168.100.10-192.168.100.20/24

結局のところ、LAN2の回線が死んでたらLAN3に流れるようなそんな感じです。当然LAN2もLAN3も生きているのでActive-Active での冗長化が行われます。
※どのような条件、例えばMACアドレスなどによって、経路が変わるのか、セッション単位なのかは確認します。が、ヤマハのサイトなどをみると、FTPなどはうまくいかない場合があるということで、おそらくセッション単位で経路がコントロールされるのだと思います。

■実際に想定される場合の構成図
無題1

※注意!
ヤマハは基本的にはサポート外ということなので、十分な検証が必要です。ご注意ください。
当然ISPを使う場合には、PPの設定が必要になります。上記例で挙げた config はそのままでは利用できません。

■参考
複数WAN活用(その4)-マルチホーミングの設定例


stock_value at 21:09│Comments(0)TrackBack(0)技術:2011年 

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