2011年07月30日
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今まで仕事をしたことがない人とはじめて仕事をするとき、色々と戸惑うことがあります。たとえばすごく細かい人の場合、ある程度信頼関係が築けていれば、細かさについても理解できますし、そこから先は信頼という形で突っ込まれない場合も多くあります。

僕もいろいろなことについて、なるべく細かい考察をして一つ一つに説明ができるような状態にしてから選択を行うように心がけています。しかし細かい人になると、そこを気にするかぁという細かさについても、理解が及ばない場合もあるのです。

もちろん常識的な細かさの場合は、すべて説明ができますし、隠すようなことでもありません。


お互いがまだ探りながらの場合で、とても驚くことがありました。
僕が一次資料をまとめ、それを元にみんなでディスカッションし、場合によっては更新していくような企画がありました。

「わかりました。じゃあとりあえず google docs で資料を作るので、それをもとに皆さんの方でも更新をバシバシしちゃってください」

そんな感じで解答をしたのです。

するとそれに対する回答で、「期待しているのは一次資料を作り込んでいただけることで、どのようなツールを使うかは気にしません」というものだったのです。

僕はとても驚きました。たとえばそれって、お客様への提案をするときに、PDFで提出しますか?それともパワーポイントのままで大丈夫ですか?という質問をしたときに、「いやそんなことよりも、提案の内容が重要です」と言われているようなものですし、そんなことは言われるわけがありません。

だって、提案の内容が一番重要なのは当たり前なのですから。それを踏まえた上でどういった形式での提出がもっとも扱いやすいかということです。

しかしこのやりとりがあったとき、僕は気づかされました。それはやっぱり冒頭に書いたように、それぞれの常識がすりあわせられてないので、僕自身が技術関係の仕事をしているので、ツールにこだわっているような印象をもたれているということなのでしょう。

これから仕事をしていく中でも、たとえば今までであれば、相手がしっかりと年上で僕自身をコントロールしてくれる場合が多かったり、相手が年下であれば、僕の方である程度コントロールしたり。そういう関係が多かったように思います。しかしこれからは、そういう持っている常識が違う人と働く場合もあるでしょうし、同じぐらいのキャリアで積んできた経験が違う場合もあると思います。
そういう人たちと、改めてすりあわせながら仕事を進めていくのは難しいなぁという気づきをもらうことができて、とても勉強になりました。


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