2011年08月18日
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ubuntu 11.04 Server の構築を行いました。その際、マザーボードの制約から、マザーボードのSATA1-6 の若いところに刺さっている順番で、 sd[a-z]として認識されるようです。

そのため、SATA2のみに、HDDが刺さっているとき、そのディスクは sda1として認識されます。

これがRAIDでは問題になります。
RAID1を利用し構築すると、当然 degrade が発生する場合があります。

このとき、sdb のディスクが故障しても問題ありません。ディスクを交換するときも、片肺運転になったとしても sda/sdb の番号には影響が無いからです。

しかし sda のディスクが故障した場合に、1つのHDDで動作するとき、それは今まで sdb で認識されていたHDDが sda として認識されてしまうのです。
このため、sda / sdb が変わってしまうために、起動しない(再起動を繰り返す)という症状が発生してしまいました。

本当は止まらずに運転し続けて欲しいのですが、とりあえず今回のマザーボードとの組み合わせでは仕方が無いので、連続運転はあきらめます。それよりもデータの保全が重要です。

以下の方法で、 sda / sdb が変わっても、起動するようになりました。


1.デグレートしたとき、再起動を繰り返すようになり起動しなくなる
[sda] のHDDが故障したことを示す。(sdbのディスクであれば、問題無く起動する)

2.sdb のHDDを SATA1 に接続し直す
以後、このHDDを sda として利用する

3.CD-ROMから起動し、復旧モードにする
4.RAIDを認識させ mdX からコンソールを立ち上げる
5.以下のコマンドを入力する
# dpkg-reconfigure grub-pc
GUIメニューは何もせずに終了
インストールするデバイスを選択する画面になるので、
sda1 を選択する

以下のコマンドで、
#debconf-show grub-pc
install_devices: に該当する1台のHDDのみが表示されていることを確認

6. GRUBの再インストール /dev/sda (しなくても大丈夫っぽい)
7. 再起動

これで方肺運転で、とりあえず起動する状態になりました。
よかった!


stock_value at 20:41│Comments(2)TrackBack(0)技術:2011年 

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この記事へのコメント

1. Posted by kino26   2014年07月22日 16:02
4 当方、ubuntu 12.04 server でRAID1を構築しています。

万が一のために、RAIDの再構築方法を探していたところ、このページをみつけました。この内容にそって、
sdbが壊れた状態から復旧をおこなっていますが、下記の記載が理解できていません。
もう少し具体的なことを教えていただきたいのですが。
よろしくお願いいたします。

3.CD-ROMから起動し、復旧モードにする
4.RAIDを認識させ mdX からコンソールを立ち上げる
2. Posted by syo(管理者)   2014年07月28日 10:25
> kino26 さん。
コメントをいただきましてありがとうございました。
ただ、本件のシステムについては現在運用しておらず、内容はあまり覚えていません・・・。
また機会があれば、同様の検証を行ってみたいと思います・・。なんだかお力になれなくて申し訳ないです。

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