2012年09月11日
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ServerCoreは便利ではありますが、管理がしにくいのもまた事実です。だいぶ外部から管理するツールがでてきたといっても・・・です。
僕自身は linux も基本的な管理だけですが、使うので、コマンドに対するアレルギーはありません。
コマンドが便利な操作もあるし、GUIが便利な操作もあると思っています。
※スイッチ/ルーターの設定はコマンドが圧倒的な気がしますが・・。

Windows Server 2012 はデフォルトで ServerCore になっています。なんか本気を感じますよね。

ということでまずは ServerCore でインストールしました。
・・・。やっぱり色々不便でした。。
デスクトップとかIEはいらないんです。でもMMCとかは使えた方が便利だし、機能や役割を追加するためのウィザードも使いたいなぁと。
※AD環境ならその他の端末からリモートでそれらの操作ができるのですごく便利にだと思います。検証環境だとそれがちょっと難しいんですよね・・。

ということで、ServerCore に GUI だけ追加してみました。これだと最初に挙げたようにIEとかは使えないし、デスクトップもありません。んでもサーバーマネージャーとか、MMCは問題無く使えます。
※基本的には以下を参考にしただけです。
Windows Server インストール オプション
ペイロードが削除された役割、機能をインストールする際のsourceの指定方法(Windows Server 2012への.NET Framework 3.5のインストール)
Windows Server 2012でFull InstallからServer Core Installへ切換える

■ServerCoreにGUIを追加する
・PowerShellを起動します。
# powershell

・DVDの内容をマウントするフォルダ(mnt)を作成します
# mkdir c:\mnt

・マウントするサーバーイメージのインデックス番号を確認します
※作業したサーバーではDVDはDドライブです。
# Dism /get-wiminfo /wimfile:D:\sources\install.wim
WS016
------------------------------------
イメージの詳細: D:\sources\install.wim

インデックス: 1
名前: Windows Server 2012 SERVERSTANDARDCORE
説明: Windows Server 2012 SERVERSTANDARDCORE
サイズ: 7,380,878,039 バイト

インデックス: 2
名前: Windows Server 2012 SERVERSTANDARD
説明: Windows Server 2012 SERVERSTANDARD
サイズ: 12,179,234,983 バイト

インデックス: 3
名前: Windows Server 2012 SERVERDATACENTERCORE
説明: Windows Server 2012 SERVERDATACENTERCORE
サイズ: 7,375,560,413 バイト

インデックス: 4
名前: Windows Server 2012 SERVERDATACENTER
説明: Windows Server 2012 SERVERDATACENTER
サイズ: 12,173,952,313 バイト
------------------------------------
今回は インデックス 2 を利用します。

・以下のコマンドでマウントします
※そこそこ時間がかかります。
# Dism /mount-wim /WimFile:D:\sources\install.wim /Index:2 /MountDir:c:\mnt /readonly

・マウントが完了したら、このファイルをソースにしてコンポーネントのインストールを行います。
※作業完了後は手動で再起動が必要です (必要に応じて -restart オプションを付与してください)
# Install-WindowsFeature Server-Gui-Mgmt-Infra -Source c:\mnt\windowswinsxs

以上で完了です。
WS017
こんな感じでデスクトップはありませんが、サーバーマネージャーなどは利用できます。
間違って閉じた場合はどうなるのでしょう・・・


stock_value at 11:32│Comments(0)TrackBack(0)技術:2012年 

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