2012年09月29日
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未公開株詐欺というのはずいぶんと出回っているようです。僕もちょっと前に友人から持ちかけられて、色々と調べてみました。

まず気になったのが、上場手前でなぜ株の売却をするのか、ということ。もし上場がある程度視野に入ってきたのであればそもそも株を売る必要は無いと思います。
ただし上場を視野に入れるために財務状況の改善を目的として、出資を求めてくる場合は比較的あり得る話です。

であるならば、現在の財務諸表を見せてもらうことはまず大前提になるでしょう。もちろん過去数年分のも必要になると思います。
もちろん上場を目指している中での出資話での未公開株であればです。

また株の売却で得た資金を何に使うのかも聞く必要があります。今まで僕が聞いたことがあるのは、税金や社保の未払い。上場に向けてコンプライアンスを徹底する必要があり、法的にグレーであったり違反していることはキレイにしてしまおうということです。
もちろん業務を拡大し、拡大した成績を持って上場審査に挑むということもあるかもしれません。
※どんな理由であればそれが出資に見合うのかどうかという判断は難しいですが、とにかくすべて確認するぐらい慎重でなければなりません。

ということを(一部ではありますが)考えていました。


ところが未公開株詐欺というのは、まずあやしいブローカーが登場するようなのです。もちろんそれは友人や同僚など様々な可能性があります。そもそも名義が自分にならず、共同所有であったり、ブローカーの名前だったりするのはそもそも検討するまでもなく却下です。

そもそも株は非常にリスクの大きなものだと考えています。
それは公開株であっても、未公開株であっても考え方の根底は似ています。

特に流動性は未公開株は非常に劣るため、これだけでも怖いことです。(売るつもりは無いといってもそれは理由にならず、売らないのではなく売れないのが問題です)僕は未公開株はやったことがありませんが、譲渡制限などがあるのは一般的だと思います。売却するにも相対取引で、なおかつ会社の承認が必要だなんて仕方のないことですが怖いことです。

価格の問題もあります。PERなども指標の一つですが、公開されている株であっても、その株価には大きな開きがあります。それが財務諸表だけを元に株価が決まるのであれば、どの程度の価格が正しいのでしょうか。会社のいいなりになるのが適切だとも思えませんし、だからといって自身で適正な価格を決められるとも思えません。

名義の問題。
1つの株を複数名で所有するのは大変怖いことだと思います。特に売却の時期の問題があります。上場を目的とするのであれば、いつ売るのか。そうじゃなければ、共同名義を辞めたいと思ったときにどうやって換金できるのか。配当がもらえるのであれば、税金やその他の処理をどうするのか。そういったことが細かく出てくると思います。

で、重要な1点あるんですけど、もし本当に出所のハッキリしている未公開株を購入し、それで儲けることはできるのでしょうか。

僕は友人が起業している会社に対して、出資の話が出てきたときにはできる範囲で協力したいと思いますが、出所が不明なそういった話に乗ることが無いのでよくわかりません。


stock_value at 13:41│Comments(0)TrackBack(0) 

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