2013年07月05日
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新入社員だった頃、質問の方法について指導を受けたことがありました。
ごく常識的なことではありますが、例えばいきなり聞くのでは無く、「今お時間よろしいでしょうか。」とか、何をどう聞くのか、そのために何をやって、今どうなっているから困っているとか。アドバイスが欲しいのか、解決するための答えが欲しいのか。
そして、一度聞いたことは2度質問しないように。とも。

そういうことをしっかりとまとめてから質問に行くように。そのような話でした。

僕は今、部下などもいるので質問を受ける立場になりました。そして当時に教わった質問の仕方という作法は、たいした意味を持たないと考えるようになりました。つまり整理されていない状態でも質問するべきだと思うし、しっかりとまとまってない状態で質問をしてもかまわないと考えるようになったのです。

質問の内容によって、相談者がどの程度の理解をしているのか、僕は推し量ることができると考えています。つまり何が分からないのかも分からない状態。で、闇雲に質問してもらえれば、「そのような状態」であることが分かります。それであれば、それなりの回答や、指導をすることができます。
逆に、質問としての体裁を整えるために、闇雲に色々な事を試して、それが時間の無駄になる方がよっぽど問題だと考えています。

何もやってない状態で、悩んでいるのであればそれは問題なので、何か仮説を立ててやってみよう。という回答になると思います。
同じ質問も何度しても良いと考えています。かならずつまずく場所というのがあって、一つは表現を変えて結果的に同じ質問をしている場合があります。(IT関係の仕事の場合はそれって結構あるように思います)
だから、質問を受けながら「それって○○だよね」「ってことは表現を変えると○○○って事になるよね」「○○ってことは、こないだやったあの方法が使えるんじゃ無い?」みたいな感じ。
回答に至るまでの表現方法は前回の時とは違いますが、結局同じ質問で、それに繰り返し答える事になります。しかしそれはとても重要なことで、ちゃんと自分意図した方向で成長していることを実感できます。

だから僕は些細なことでも、繰り返し聞くようにという指導をするようにしています。


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