2013年12月28日
このエントリーをはてなブックマークに追加
先日無線APの設定をしたお客様がいます。
もともとあまり調子がよくない無線APだという話を聞いていて、少しずつ問題に対応しながら、小康状態で利用できていたようです。
それでも、僕が担当する前は 「ほぼ使えない」 状態だったので、たまにつながらないことがあるぐらいの、現在の状態は劇的に改善したという感覚のようでした。ということでとりあえずは満足頂けていたのです。

最近になって、大規模につながらないという話を受けました。具体的にはつながる端末とつながらない端末がある。つながってた端末もつながらなくなるし、つながらなかった端末でも、あるときつながったりするようにもなる。全然できない端末は、ずっとつながらない。そのような内容でした。Macとか iPhone だとつながりやすいなー。というのも言われました。

ということで、調査にお伺いしました。

確かに手元にある端末で、僕のノートPCは問題無く無線につながりました。そして僕のスマートホンは接続できません。
しかしAPへの認証は通っており、DHCPがもらえてないっぽいことがわかりました。(自分でやってみるって大切ですね)
そこで、ノートPCで受け取ったIPアドレスを携帯にセットすると、問題無く利用できるようになりました。

で、お客さんに話を聞いてみると、
今回の大規模なトラブルになる前に、会議室に色々なお客様が集まって会議がありました。このときは午前中は調子がよかったんだけど、午後から調子が悪くなって、翌日からはもう全然ダメになったんだよね。と。

で、結局原因として考えられるのは、DHCPのプール範囲が狭いことと、リース期間が長いことです。

今まで僕の知っている環境では、不特定多数の人が利用する環境では、DHCPのリース期間は短めに設定していました。今回3日に設定されていたので、会議などでたくさんの人が一時的につなぐと、プールが枯渇してしまうのでしょう。

※ただしDHCPのリース期間を短くすると、同じ端末が違うIPを取得する可能性が高くなります。その場合アクセスログなどのIPアドレス情報が意味を持たなくなるので注意が必要です

ここの環境はDHCPサーバーの管理担当者が別なので、ちゃんとした解決までにはまだ時間がかかりそうです。


stock_value at 13:55│Comments(0)TrackBack(0)技術:2013年 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔