2014年08月08日
このエントリーをはてなブックマークに追加
友人が転職をするそうです。
そもそもその友人は大学生のころから知っていて、また、卒業時の就活が大変であったことも鮮明に記憶に残っています。

その友人の大学生のころの性格は、とても自信にあふれていました。もちろんいい意味で。
同じ年齢の人たちに比べると、よっぽど経験も豊富で、それらのが自信につながっていたのかも知れません。
もちろん社会経験がまだあまりなかったことが、妙な自信と印象をもたれるようなことに繋がった可能性もあります。
しかし堂々とした態度や、その裏付けとなる経験はとても素晴らしいものでしたし、それにもかかわらず、決しておごらない態度はとても好印象でした。

ところが、就活となると採用する方としては、純粋にそれらは関係ありません。もちろん面接などで話題としては困らないですが、現実的に採用するのか、一緒に仕事をしたいと思うのか。
そういういった部分については当時は好印象を得ることが難しかったように思います。

面接でありがちなパターンとして容易に想像できたのが、「なんでうちの会社に応募したの?君なら(優秀なんだから)もっといい会社あるんじゃない?」という感じ。
面接をしたときに採用担当者に思われそうなのは、自信があるから一緒に働いたら指示に従わないだろうなぁという印象でしょうか。

それでも僕には、そういった印象をもたれることは仕方がないと思っていました。(本人もたぶん改善するつもりはないでしょうしね)

その時は就職率のこともあって、本人の完全な希望通りにはならなかったように思います。

就職をしてから、友人は大きく変わりました。何よりも接客業という仕事についたため、当たりがとても柔らかくなったのです。
確かに今までの大学生のころのような性格だったら、「なんでできないの?何も努力してないからじゃない?」そんなことを平気でいいそうなイメージでした。
しかし最近では、これもまた僕の勝手なイメージですが、「なんでできないの?自分の指示が悪かった?無理なお願いをしてゴメン」そういう雰囲気です。

そして昨今の就職率。どこでも人員不足ですよね。僕のはたらいている弱小企業でさえそうなんですから。

自信を持てるような経験があることは今まで通り素晴らしいものだと思います。そして最近の経験によって、柔らかく自己表現するという部分が身についたようです。これは素晴らしいことだと思いました。

そして本人のかねてからの希望であった業界で転職活動をしたそうです。そしてとんとん拍子に話が進んで、すぐに数社の選考がすすみ、実際にそのうちの1社に転職することを決めたようです。

それはコンサル業界なのですが、ちょっと気になっていることがあります。
それはIT関係のコンサル職であること。入社直後はプログラムなどの開発に携わるそうです。コンサルをするのにプログラムの知識はほとんどいらないとおもうのですが・ ・ ・
また、コンサル職であれば、自己主張はもう少し強くてもいいように思います。おそらくその友人は環境によって性格が変わるタイプなのかもしれません。
ってことは、トゲトゲとした実力主義の職場だとしたら、性格も大きくそういう方向になったりはしないでしょうか。それだけはちょっと心配です。


stock_value at 18:00│Comments(0)TrackBack(0)考え 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔