2014年08月24日
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インターネットに接続ができない!そのような問合せを受けることがあります。
この場合、話を聞くと大きく2つのパターンがとても多いような気がしています。

以下の2点
・ループ
・IPアドレスの競合

ループは大変多くあります。
全体的なネットワークの調子が悪い場合に、それはだいたいループである事がほとんどです。

もちろん最近はループを防ぐための装置はたくさんあります。しかしそれを利用していない環境も多くあります。
そしてその場合には、1つのループはすべてのネットワークをストップさせます。すごいことですね。
しかもこのとき、原因を究明するのがとても大変です。主たるスイッチからケーブルをすべて抜いて、少しずつ復旧させて特定します。
特定のLANケーブルを復旧させると、とたんにネットワークダウンになります。このケーブルの先がループしていると、その時点でわかるようになります。
そこからさらに、具体的な場所でループを確認します。
という流れは、簡単なように見えて結構大変です。

・IPアドレスの競合
全部に影響が出ていないけど、特定の端末に対してトラブルが出ている場合、しかもそれが "まだら" であった場合には、IPアドレスが競合している場合があります。
特にIPアドレスの競合は、自動的に遮断することも難しいので、トラブルの時には対応が面倒です。
手動で設定しているIPが、デフォルトゲートウェイとかぶっていたりすると大変です。誰かのPCはインターネットの閲覧が可能で、誰かのPCはそれができないといったことが起こります。

ただしこの手の調査は何とかなることが多いように思います。機器のログを見れば、ARPで何となくわかります。Arpテーブルを表示させると、Macアドレスが表示されますが、これが想定している機器と違う場合があります。
このときに、どの機器とIPアドレスが競合しているのか知ることができます。もちろん最終的には機器を突き止めてLANから外れてもらう必要がありますが・・。

最近僕が対応するネットワークトラブルは、ほとんどが、上記2つに集約されているように思います。


stock_value at 21:59│Comments(0)TrackBack(0)技術:2014年 

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