2014年08月26日
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今までの製品では、ループ対策を真面目に行うことは大変難しくありました。
ただし現実的な方法もあって、STPなどの導入をすれば概ね解決に近づきました。

では、少しずつ進化している最近の方法というのはどうなるのでしょうか。

最近では、STPなどの他にループガードと呼ばれるような技術が各社から提供され始めています。
ただし、ループにはいくつかの種類があります。

・自身でループするもの
→ ポート1のケーブルをポート2にさすような場合

・自身の配下でループするもの
→ カスケードしたHUBで、上記のようにポート1と2がループする場合

・HUBをまたいでループする場合
→ HUB-A のポート1 と HUB-B のポート1 が接続され、HUB−A のポート2と HUB-B のポート2が接続される場合

これらの種類のループについて、しっかりとガードできるようにする必要があります。
とくにSTPなどの場合には、BPDUパケットの送受信で判断している場合が多く、この時には、配下のHUBがそのパケットを廃棄しないことが必須です。

ありがちなのは、基幹のHUBはループガードを導入しても、その配下でループした場合には、まったく機能しない場合があるということです。
また、意識の高いユーザーたちでも、どこにもささっていないLANケーブルがあると、ついついHUBに挿してしまうのです。
これがHUB間のループになります。

正直なところ、ループの検知は難しいようで、なかなかベストな製品がみつかりません。
しかしこの技術は少しずつ進化しているため、これからは必ずいい製品が出てくるのではないかと期待しています。


stock_value at 17:15│Comments(0)TrackBack(0)技術:2014年 

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