2016年01月30日
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2016-01-28_00

アンチウイルスソフトは、各社でクラウド版を開発しています。
このメリットは、管理サーバーが不要で、クラウド上から一括管理できるところです。

一方で、アップデートサーバーに直接見に行くことでトラフィックの心配などが考えられるでしょうか。もしくは、管理コンソールとの通信ポートをFWを許可しなければならないなど。
※他社でも大丈夫だと思いますが、Sophosの場合でもアップデートサーバーをローカルに設置することが可能です。

僕はアンチウイルスについては感染はまあともかくとして、「感染やリスク行為に気づく」ことができる仕組みが重要だと思っています。中小企業の場合でも、アンチウイルスのアイコンに×が付いてたり、警告の吹き出しが出ていても、無視する場合結構多いのです。

だからこそ僕は数名の事務所であっても、クラウドなどで集中管理できる環境はあった方がいいと考えています。※さすがに必須とまでは言いにくいですが・・。

そこで sophos cloud です。
普段会社のPCでもローカル版の Sophos Endpoint Protection Standard という製品を利用しています。
僕が管理し、いくつかのポリシーなどを設定しています。クラウドでもそれと同様のことができれば問題無いと考えています。
※ポリシーとしては、フルスキャンのスケジュール、除外設定ぐらいです。

一方で、クライアント側のソフトの設定とが、チグハグな部分があるように思いました。
たとえば一般的な動作では、クラウドの管理から一時的にはずれて、端末ごとにポリシーを自由に設定できると思います。しかしソフォスの製品では、それは一部しかできないようでした。
たとえば「リアルタイム検索」をクライアント側から一時的に無効にすることはできません。
※ただしサーバーは別途ポリシーが指定でき、クライアントとは異なり柔軟な設定ができそうでした。

以下簡単な画像。
製品バージョンの欄が、Cloud となっています。
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ウイルス対策およびHIPSの環境設定をクリックすると、以下の通り画面になります。オンアクセス検索などが一切設定できません。
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すべて日本語化されており、また、アカウントの作成やログオンについては、非常に簡単でした。またWebの動作も軽い!正直なところ、これらについては、Symantecよりもアドバンテージがあるようにおもいました。



■Sophos Cloud その他の情報

Sophos Cloud アップデートキャッシュ: よくある質問 (FAQ)
全端末がインターネット上にアクセスしてソフトのアップデートが行われると大変です。そこで、社内にアップデートキャッシュを設定することができます。
しかもコンソール上で、結構詳しく動作状態が確認できるようです。

Sophos Cloudに移行する

現在がローカル管理型の場合、各種設定を維持したままクラウドに移行できるようです。


stock_value at 10:37│Comments(0)TrackBack(0)技術:2016年 

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