2016年04月09日
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サーバーにアクセスできなくなりました。そのように言われました。
直前に行った作業というのは、サーバーを移動させたということでした。もちろんお客様自身もそれが引き金になっているだろうことは自覚があるようでした。

そして困ったことに、そのサーバーはLinuxなのです。管理画面にログインしてもらうことなどが相当に敷居が高いでしょう。

サーバーは今まで通りに配線し、問題無く起動しているという話を聞きました。
実際画面を見てもらうと login: の、おなじみの画面が出ているようでした。

このことから想像するに、サーバーは正しく起動しているように思えました。移動のときにありがちな、HDDの破損なども考えにくいように思いました。
一方で、LAN上からは一切検知することができず、DHCPなども取得していませんでした。だからIPが変わったということでも無いようでした。

この状態までは比較的容易に絞り込むことができました。
しかしここからが大変でした。

正しい設定で起動していると考えられるサーバーがネットワーク上で応答が無い。このときに考えられるのは、配線のミスやケーブルの物理的な破損が強く疑われます。
しかしこれについては、お客様側で問題無いということを言われました。もちろん何度も念を押しました。

で、もしや・・・ということで、「もしかしてLANケーブルを挿すポートは複数ありませんか?」そのように聞いたのです。「1つしかない・・・」そのように即答でした。「いや、ちょっとまって・・・」、そう言われて思い当たるところがあるようでした。

よくよく調べてもらうと、複数のNICがあるようで、そのうちの片方にケーブルを挿していました。そして念のためということで、もう一つの方に指してもらったところ、無事に接続できるようになりました。

当たり前といえばそうなのですが、この手のトラブルは今まであまり無かったので盲点だと思いました。


stock_value at 13:36│Comments(0)TrackBack(0)技術:2016年 

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