2016年08月07日
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さくらクラウドを利用しています。そしてさくらクラウドのサーバーは、IPの逆引き設定がデフォルトではなされていません。
このためメールに関するトラブルが出てしまいます。

今まで利用したことのあるいくつかのクラウドサーバーは、デフォルトでは提供会社の指定する逆引き設定がされていました。もちろん自社の名前に変えたいときには設定が必要です。が、逆引きの設定がされていれば、とりあえずは困らないことがほとんどでした。

さくらクラウドですが、逆引き設定がデフォルトでは設定されていません。そのため、メールを送信するときに、相手のサーバーから「ルックアップができない」という理由でメールを拒否されてしまうことが多々ありました。

確かに送信者(from)と同様の逆引き結果じゃないとエラーになるというのは、とんだ時代錯誤だと思いますが、まったく逆引きができないサーバーというのは非常に珍しいため、これを排除するというポリシーは理解できる気がします。
とにかく、さくらクラウドでは逆引き設定がされていないため、逆引き設定を何かしら行うのは必須だと考えられます。

まず逆引きを行うとき、DNSサーバーが外部にあるときには、そこでAレコードを作成します。
sv01.example.com = 10.0.0.1 (このIPはさくらクラウドに割り当てられているIP)
sv02.example.com = 10.0.0.2 (このIPはさくらクラウドに割り当てられているIP)

これで nslookup などで名前からIPへの対応が行われている事を確認します。

ここまで完了したら、次はさくらクラウド側での設定となります。

管理画面からの設定はいくつか方法があるようです。
シングル構成の場合には、「サーバー」のNICから。スイッチ・ルーター構成の場合には、「スイッチ」-「IPアドレス」から行いました。

ここでIPアドレスに対するホスト名を編集し、上記の通り登録されているホスト名を登録します。
さくらクラウドでは逆引きを設定するときに、正引きのチェックをしているようです。ここで対応づけられたホスト名とIPの対応が確認できた場合に設定できるようです。

デフォルトの設定してほしいなー。


stock_value at 16:44│Comments(0)TrackBack(0)技術:2016年 

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