2016年09月24日
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もともと1TのHDDでRAID1を組んでいました。容量が枯渇気味になったので、2TのHDDに交換し、容量の拡張を行いました。
ディスクの交換までは問題無くできました。一つずつ交換して、リビルド。そうやって停止させないように慎重にやってきたのです。

拡張ボタンを押すことは、正直なところほとんどリスクが無い行為だと思っていました。Windowsでもよくやることですし、Linuxでも作業した経験があります。

QNAPでそれを行うと、容量の拡張ボタンを押したとたんに、df コマンドを行っても、マウントされていない状態になってしまいました。

以下の通りログが出ていました。
# dmesg
md0: detected capacity change from 998598246400 to 2998986342400
md: resync of RAID array md0
md: minimum _guaranteed_ speed: 5000 KB/sec/disk.
md: using maximum available idle IO bandwidth (but not more than 200000 KB/sec) for resync.
md: Resyncing started: md0
md: using 128k window, over a total of 2928697600k.
md: resuming resync of md0 from checkpoint.
md0: unknown partition table
EXT3-fs (md0): error: couldn't mount because of unsupported optional features (240)
ext4_init_reserve_inode_table0: md0, 7441
ext4_init_reserve_inode_table2: md0, 7441, 0, 0, 4096
EXT4-fs (md0): mounted filesystem with ordered data mode. Opts: (null)

これはおそらく、容量を拡張するときに、いったんアンマウントし、再度マウント下のだと思われます。そしてそのときのファイルシステムの設定が、EXT3になっているためにエラーになったのだと思われます。


以下のコマンドで強制的にマウントさせました。
# mount /dev/md0/share/MD0_DATA -t ext4

特に問題無くマウントでき、利用可能になりました。
以上のことから、QNAPのオンライン容量拡張は停止が伴う可能性もあります。そういうことです。


参考
QNAP ファームウェア更新トラブルからの復旧手順メモ
[Linux] [mdadm] [Ubuntu] 再起動したら software RAID が無効になってた話




stock_value at 13:45│Comments(0)TrackBack(0)技術:2016年 

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