2016年11月14日
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OSPFの設定を行いました。
そして正直なことを言えば、僕はOSPFの経験は少なく、ほとんど知識がありません。

なんとなく、メインのルーターなどでOSPFで配布するルーティングテーブルを設定し、各スイッチは、それを読み込むのではないかと考えていました。

しかし実際には、ちゃんと自身の知っているルーティングなどについてお互いに交換しているようです。
それが理由で、トラブルとなってしまいました。メモしておきます。

今回やりたかったことは、センターに設置されているルーターに、拠点のL3を接続させるものでした。接続するセンター側の機器はルーターかもしれませんし、L3やL2かもしれません。ただし機器情報は特に気にしてないので詳細は不明です。
そこに各種の接続申請を行い、利用可能となるIPやOSPFのエリアIDなどが送られてきました。

それらをもとに、設定を入れたのです。
最初は以下の通り設定を入れていました。
network 0.0.0.0 255.255.255.255 area 100

これは、設定したL3のインターフェースに割り当てられているすべてのIP情報をルーティングとしてOSPFに流す設定です。
このとき、L3には以下のIP設定が行われていました。
10.0.X.X ・・上位スイッチと接続するためのIP
10.1.X.X ・・申請によって許可されたIP
10.2.X.X ・・申請によって許可されたIP

そして申請しなくても自由に利用できるIPとして以下の設定を。
192.168.X.X

これで最初に挙げたようなOSPFの設定では、192.168.X.X もOSPFに流れてしまいます。すると、「自由に使っていい」というのは、他の部署でも同様のため、ルーティング情報を流すのは困るということです。つまりどこにもルーティングさせない状態で、好き勝手利用できるように設定しておきたいのでしょう。

今回OSPFをすべてのインターフェースで利用する設定にしてしまったため、ルーティング情報が流れてしまい問題が起きてしまいました。

ということで、以下の通り設定を変更してOSPF対象から除外しました。
network 10.0.X.X 0.0.0.0 area 100
network 10.1.XX.1 0.0.0.0 area 100
network 10.2.XX.1 0.0.0.0 area 100

これで上記3つのインターフェースについては、OSPF情報が交換されますが、それ以外については、OSPF情報は流れないようになりました。


stock_value at 14:35│Comments(0)TrackBack(0)技術:2016年 

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