2017年01月19日
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Trunk を利用する環境の要件定義をしているとき、trunk については、Staticで行う場合と、LACPを利用する場合とがあります。

Staticの場合には、リンクアグリゲーションの設定が正しくされている前提として通信が行われます。LACPの場合には、相互にLACPのパケットが交換され、リンクアグリゲーションとして認識されるようです。

個人的には、「自動」っていう考え方はあまり利用しないことが多いため、Staticでの設定を好んで利用します。(ちなみに、LANケーブルのストレート・クロスを判断するMID/MDI-Xや、リンクスピードをネゴシエーションする部分などは、最近はもう自動で信じます。)

で、LACPを利用する理由が何か見つからないかと調べてみたら、参考サイトに挙げたようなページが見つかりました。

参考サイトの要約をすると、LACPを利用している場合には、リンクダウンを伴わない障害の時に正しく検知されるというものです。

・・・正直なところ、リンクアグリゲーションを使っている環境で、中継装置が入る構成というのは滅多に無いように思います。が、ゼロでもありません。たとえば光ケーブル-LANケーブルを変換するメディアコンバーターを利用している場合、光ケーブルが障害で切断されると、LANのステータスは切断にはなりません。が、これもまた、メディアコンバーターで対応されている場合がほとんどのようです。
LFP(Link Fault Pass Through)とはどのような機能ですか

ということで、リンクダウンを伴わない障害・・かぁ。

ただし、そういう状況があり、LACPパケットの交換が正常に行えず、自ら進んで落ちてくれるというのは、魅力に感じました。

参考
【ネットワークのお話】なぜ LACP を使うか


stock_value at 10:38│Comments(0)TrackBack(0)技術:2017年 

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