2017年07月30日
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以前以下のような記事を書きました。
2017年05月09日:ネットワークトラブルの事例。DHCPプールの枯渇。

いろいろあって、現地に行き状況を確認し、解決のために作業をしてきました。

DHCPの枯渇については、NATモードにすることによって解決していました。NATにすることについては、いくつか思うところはありますが、接続には特に問題ありません。
実際、解決していますしね。

しかしそれ以外の問題が発生していました。
・サーバーにアクセスできない

ちなみに上記DHCPの枯渇と、サーバーにアクセスできない件は切り離して考えることができる状態でした。
セグメントも分離されているようですし。

しかしサーバーにアクセスできないという申告がありました。そのときインターネットへの接続は問題無い場合と、ネットにもアクセスできない場合があるということです。

現地で確認すると以下のことがわかりました。
・DHCPで複数のDNSサーバーが配布
・しかし当該環境ではAD1台が導入されている

・各端末は固定IP運用になっており、それはDHCPの配布レンジと重複している。

以上のことからいくつかの修正をおこないました。
ADが導入されている環境では、ADに関連したDNSサーバー以外を指定すると不調になります。(例えばルーターなどをDNSに指定した場合など)
そのため、DHCPで配布するサーバーは、ADサーバーと一緒に稼働しているDNSサーバーのみにしました。

端末の固定IPを解除。
本来であれば、固定IPのまま利用したかったのですが、固定IPの端末がバラバラで、偏っていませんでした。そのため管理ができないと判断し、すべてDHCPにしました。(ログの取得などを考えると固定IPのままがよかったのですが・・・)

固定IPの状態だと、すでにDHCPでそのIPが他の端末に割り当たっていることも多く、その場合にはインターネットアクセスなどの通信ができなくなってしまいます。
そのためこの設定を解除。

上記作業によって、IPアドレス由来のエラーについて解決。ActiveDirectory由来のエラーについて解決したため、問題無くなりました。


stock_value at 12:25│Comments(0)技術:2017年 

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