2021年07月15日
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FTPサーバーをYamahaルーター配下で公開していました。
そして FFFTP や FileZilla でアクセスしていると、非常に遅いことがわかりました。

なんだかんだで我慢しながら利用できていたのですが、Webページの大規模な修正があったときにさすがにこれでは仕事にならないということで改善することにしました。

とはいっても、調査にとりかかったときには、原因が一切わかりませんでした。
むしろヤマハはまったく疑っていませんでした。
ProFTPd の設定などを疑っていたのです。

様々な設定を変更しても状況は変わりませんでした。
またそのFTPサーバーには、いくつかのアクセス方法があるのですが、社内からのアクセスの場合は問題無いことから、FWなどが疑わしいのではないかと、だんだん感じるようになりました。

FWのログややWiresharkで通信を見ても、特に問題ないように思えました。
フィルターなどをいったん全部はずしてテストをしてみることにしました。

最初の設定では、ダイナミックフィルターを利用してFTPの制御を行っていました。
INで最初のパケットを通過させたら、Out側のDynamicフィルターで、処理します。
※通常のインターネットアクセスなどは、Outで最初のパケットを通過させ、それの戻りパケットはIN側のDynamicフィルターで処理されるので、それの逆ですね。

このDynamicフィルターを無くし、IN/Outを通常のフィルターで処理することにしました。
するとFTPの速度がひじょーーーーに速くなりました。

ということで、FTPをヤマハのDynamicフィルターで処理すると、速度があまり期待できないのではないかと思いました。


stock_value at 17:31│Comments(0)技術 

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