2004年09月03日
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アカウンタビリティ(説明責任)はとても重要です。
仕事を頼むときもそうですし、なにか私見を述べるときにも必要になります。
金銭が絡むことについては、特に気をつけなければなりません。

仕事での説明責任が果たせていないと思うのは、既得権の問題です。
勤続年数が上がると雑用をしないのは、なぜでしょうか?

もちろん、時間単位あたりの理論上の売上が違うので、新人が行ったほうが
効率的というのもあります。ではそれを説明しているでしょうか?
また、時間単位あたりの理論上の売上が低いと思われる、勤続年数の長い人
が雑務をしますでしょうか?このあたり説明責任が果たせていません。


普段の生活の中で、説明できないことも数多くあります。

飲み会をするときに、20人ぐらいの人間が集まることがあります。
そうすると、たとえば一人当たり、2330円など半端であった場合に、
当然2400円ということで請求するでしょう。面倒な小銭のやり取りを考えると、
それ自体に問題はありません。

しかし、一人当たり70円余分に支払うということは、20人分では
1400円の余剰が発生します。これをどうするか・・。もちろん着服するんですね。

着服が問題だとはあえて言いません。幹事さんの大きな手間や、集めるための
呼びかけなど、時間的な支出は多く、それを少しでもカバーするための
費用として、一人70円を余分に支払うのだとすれば、僕はかなり納得できます。

幹事という面倒な仕事も、飲み代が割り引かれるということになれば、
インセンティブになるかもしれませんし。

問題なのは、70円を余分に支払っていることを伝えず、メンバーに知らない間に
多くのお金を取り、さらにそれを着服していることが問題なのです。
欲しいなら堂々と請求し、もらうべきなのです。

1000円、2000円は小さな金額ですが、信頼を失うには十分です。

もちろん、着服せずに次の飲み会に補充することもあるようですが、それも説明がされていません。
1000円の余剰が発生し、次の飲みで1000円を使ったとすれば、トータルでは0ですが、説明が
なければ無意味です。

着服することを説明しないのは、もちろん「汚い」ことをしている自覚があるからでしょう。
しかし、一番汚いのは、汚いことを説明しない精神だということに注意しなくてはなりません。

「汚いことをします」ちゃんと言えれば、とてもきれいじゃないですか。



stock_value at 10:58│Comments(0)TrackBack(0)仕事。 

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