2004年11月10日
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秘密を知りたがる人というのは、たいてい信用できません。
口が堅いかどうかが問題ではありません。
しかも、このタイプのタチの悪いところは、「えー。だって口止めされてるしー。」的な、
知ってるけど教えないという、大きな問題行動をとるのです。

この場合なぜ問題なのか。知っているグループの一部での秘密を、教えてもらわない場合、
パターンが限られてきます。
・その人が対象となっているために、その人に対して秘密。
・信用されていない、口が軽いからなどの理由による秘密。

のどれかです。
どちらも、「知ることができなかった」という人には、マイナスの理由しかありません。

このパターン以外にも、「自分が知っていることを主張したいための秘密」ということもあります。
これは、上記2パターンに当てはまりません。
つまり提供者が、「私のことを気にして欲しい」という理由だけで、
もったいぶったことをしているのです。
「秘密を知っている人」の性格や雰囲気で、上記のどれなのかを理解する必要があるのです。

僕は、このタイプの人をはあまり信じられません。

そもそも、噂話程度の小さなことであれば別にそれも楽しくていいのですが、
本当の秘密は、知っていることさえも匂わさないことが大切です。
ある程度まではペラペラとしゃべるのに、核心にきたとたんに、
「それ以上は秘密だから・・・」となったのでは、結局自分に注目して欲しかっただけ
なんだなぁと、いうことになるのです。
ポロリとしゃべるタイプは、こっちだと思います。

一方で、共有を目的として秘密を知りたがるのは、僕は理解できます。
これも口の堅さはあまり関係ありません。共有が目的としても、他人に漏れるなんてことは
ないですし。むしろ、教訓やアドバイスとしての一面があるだけマシです。

人に話をするときも、秘密の部分はまったく匂わさないか、しゃべるとしても
秘密と、通常の会話の違いを全く出さず、これが「秘密」であることを意識させません。
これはとても重要なことです。

そして、秘密をうっかりしゃべったときも、「えっ。。。その話って秘密じゃなかったの?」
って聞くのはやめてください。普通に会話に混ざっていれば、秘密と通常会話の区別はつきません。
わざわざ、聞くことによって秘密話であることを強調するのは、大きな問題です。

そうした、個人レベルでの秘密しか持ったことのない人が、
急に企業レベルや、金銭の絡むレベルで秘密を持つと、とたんに慎重になるという、
非常にかっこ悪いことになります。しかも、秘密を持っていることがバレバレであるという。


しかし、通常レベルの会話であっても、異常に隠したがる人がいます。
結局は気にさせることによって注目をあびたいのでしょう。

先日、僕は遊びに出かけていました。夜になって友達からメールが。
「syoくん見かけたよ。」と。
僕は、「どこでみかけたの?俺って何してたー?」と聞きましたが、特に返事は無し。
聞いても他の話題にしてしまいます。
どこで見かけても別に困るようなこともありませんし、後ろめたいこともありません。

にもかかわらず、「見かけた」という情報を持つ事によって、僕よりも、
その情報の分だけ優位にたっていることはあると思います。
その優位性を強調したいのでしょう。僕は別にどこで見られてもいいので、適当な会話をメールで返したのですが、
そのときに友達と会話をしていた内容に関連付けて、メールを返しています。
って事は、会話を聞かれていたってことなんでしょうが、どこで会ったのか
さっぱりわかりません。
別に、どこで見かけたのか言っても全然いいと思うんですけどね。
僕が気になるようにメールをしてくるということは、僕に気にして欲しいって事でしょうか、
それとも情報を持つことの大切さを知らないということでしょうか。

仕事も、勉強したり経験することが大切ですし、
お金の使い方もそうです。
そして、秘密や情報のもち方も、経験することが大切なのです。




stock_value at 16:54│Comments(0)TrackBack(0)考え:04〜07年 

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